「負けられない」プレッシャー。熊谷工業、選抜で初勝利。|高校選抜ラグビー<熊谷工業v函館ラ・サール>

試合後コメント

熊谷工業 橋本大介監督
「この大会あと60分しかない、楽しもう」とスタートしたんですけど、生徒たちの方に「負けられない」という気持ちが強かったのか。昨日より緊張してしまって、歯車が悪かったですね。もう少し開き直って戦えれば良かったです。

新人戦(埼玉県予選)は自分たちのリズムで戦えた。昨日の春日丘戦も、立ち上がりは悪かったものの、ゲームの中で自分たちのペースを取り戻すことができた。生徒たちなりの手応えを感じることが出来たんですけど、今日はすごくスローテンポでラグビーをするラ・サールさんが相手。きっちりはめてくるチームと試合をしていないので、戸惑いがあったのだと思います。すごく大きな勉強になりました。

もしかしたら、全国の舞台で気負う部分があったのかもしれません。地元ですし、みんなが見ている前で負けられない、と。良い子たちなんです、性格的に。

ーー花園予選に向けて、どのようなチーム作りをしていくか
全国の舞台で2試合経験できたことは大きかったです。ディフェンスで通用する部分があったということ、そして必ずスコアすることができたということ。この2点は良かったことですね。

逆に課題としては、気持ちのコントロール。1週間に6試合、しかも全て公式戦という経験は中々できません。気持ちのコントロールは、すごく大事だったなと思います。次に行う埼玉県内の戦いでは、第1シードです。追われる者になると、今日のように「負けられない」という気持ちになる。そうするとどうしても堅くなってしまいますが、それを今日経験できたこと、しかもその中で勝てたことは良かったですね。

今大会は攻撃のアタックオプションが少なかったので、いかに状況を打開するか、冬に向けてオプションをしっかりと作りあげていきたいと思います。武器のディフェンスも磨いていきます。

熊谷工業 今井蓮キャプテン(3番)
花園出場校からの勝利はとても嬉しいです。嬉しいですが、課題の残る試合になったかな、と思います。花園予選に向けて、相手に惑わされない、自分達のラグビーを貫けるような強いチームにしていきたいです。絶対に花園に出たい、と改めて思いました。

ーー今シーズンのチームスローガンは
グラウンドゼロ。タックルしたらすぐ起きてすぐ次のプレーに行く「グラウンドにデッドプレーヤーが1人もいない状態」を目指して練習しています。

ーー3番として試合に出ていても、ゲームキャプテンは橋本選手です
試合は(橋本)颯太に任せています。自分はチームをまとめることが仕事。みんなの先頭に立って、声を出すこと、トークの部分でリーダーシップを発揮することを心掛けています。

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