桐蔭学園
藤原秀之監督
ーー試合を振り返って、いかがでしょうか
ただ単に相手が強かった、それだけです。これからどうやったら東福岡さんに勝てるか、帰ってからもう一回、冷静にスタッフと考えたいと思います。
ーー収穫はありましたか
持ち味になりそうな収穫が個人的にはありましたが、それが再現性のあるものかどうかは分からないです。
例年とは違ったスケジュールでチームを作らなければならないので、逆算してもかなり難しい。今回5試合経験出来たことが収穫です。
小椋健介ゲームキャプテン(4番)
ーー苦しい60分でした
完敗です。トライを取れたのは、たまたまな場面ばかり。自分たちの形で全然取れなかった。前半から接点・ブレイクダウンで圧倒されて、東さんに何もさせてもらえなかった。本当に完敗です。
ーー接点への圧力が想像以上だった、ということでしょうか
接点にプレッシャーを掛けてくることは分かっていましたが、ここぞという場面で取りに来る団結力は上回っていました。東福岡さんは(桐蔭学園に比べて新チームになってからの)試合経験が多いこともありますが、一人ひとりが接点でプレッシャーを掛けてきて何もやらせてもらえなかった。完敗です。
ーー後半、流れを手繰り寄せた場面もありました
自分達に流れが来たのはたまたまです。ヒガシさんが疲れている時間帯でもあったので。自分達はそこで何をやろう、というよりもとにかく出し切ろう、チャレンジしよう、と話していました。そういう意味では出し切れたと思いますが、自分達が準備してきた、用意していた形でトライはとれていません。
矢崎由高選手(15番)
ーー今大会を振り返っていかがでしたか
去年から出場しているメンバーが、少ない試合勘を頼りに試合を進めていました。これまでの試合、苦しい時間帯も耐え忍んだからこそ決勝まで来ることが出来たと思います。
ーートライシーンについて
東福岡さんは体が強くて倒れたらプレッシャーがすごくかかるので、ポイントで相手ボールになるなら自分の所で行こう、と思いました。僕は言葉で伝えるよりも、プレーで伝えるタイプ。言葉よりもプレーで前に出ることを心掛けています。
ーー敗因はどこでしょう
前半、強いフィジカルを自分たちが受けてしまったこと。自分たちが出るのではなく、出られてしまった。そこが敗因かなと思います。
ーー花園に向けた課題は
自分のランが通用したことは自信になりますが、ミスもしてしまった。まだまだ改善の余地はあります。今日出た課題をしっかり修正し、冬に向けて成長していきます。自分たちからしっかり前に出ること、絶対逃げないこと。自分たちにフォーカスしていきたいです。
今年は去年のようなスーパースターもいないので、チーム一丸となって闘うことが必要です。チーム全体で組織力を上げていきたいと思います。自分自身は、持ち味であるランをアンストラクチャーで仕掛けることですね。
ーー収穫はどこでしょう
何が通用して何が通用しなかったかが、だいぶ分かりました。それが収穫です。