東京オリンピックへ向けた運営テスト。ドバイ遠征を終えた男女セブンズメンバーが実践形式で協力

東京オリンピックの開幕まで91日となった4月22日午後、ラグビーの競技会場である東京スタジアムで運営テストが行われた。

女子の試合に続き、男子の試合。そしてその後には決勝を模した選手入場と国歌斉唱に続いて、再び女子の試合と、計3試合の実戦で様々な課題を洗い出した。


決勝戦を想定した、国歌斉唱も予行

試合間には、選手・関係者が座ったベンチや、タッチラインに立つポールを念入りにアルコール消毒。30分でチームが入れ替わる競技特性上、共用部分の新型コロナ対策は入念に行う様が見て取れた。

試合内容は、ドバイ遠征帰りということでタックルなどの激しいコンタクトプレーはなかったものの、それ以外は普段のセブンズと変わりのない激しい14分間が繰り広げられる。

女子はエミレーツ・インビテーショナル・セブンズから多用しているキックを活用してアタックする場面も見られた。


逆サイドのスペースへ蹴り込む、赤チームの大黒田裕芽選手

一方の男子は、2チーム作るには選手数が足りなかったため、スタッフ・コーチなども加えたチーム編成で1試合を実施。

試合の前後にはキックの感触を確かめるなど、芝の確認も念入りに行った。


トライを決めた、青チームの石田吉平選手。スタッフもプレーヤーとして参加した

試合後は、男子も女子も和やかなムードで会場を後に。

3か月後に控えた本番に向け、メンバー争いは熾烈を極める。


試合後に選手一人ひとりとハイタッチを交わすハレ・マキリHC


試合の激しさから一転、ファミリーとしての仲の良さを見せる

(次ページ:選手コメント)

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