緊張感漂う日本代表。サンウルブズには「嚙ませ犬ではない」というエネルギー|キャプテンズラン

リポビタンⅮチャレンジカップ2021 日本代表(JAPAN XV) vs サンウルブズの一戦を翌日に控えた6月11日、試合会場となるエコパスタジアムでキャプテンズランが行われた。

練習後に行われた記者会見と併せて、試合前日練習の模様をお伝えする。

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日本代表(JAPAN XV)

リーチマイケル キャプテン


練習中、常に先頭で声を出していたリーチキャプテン

テストマッチのインテンシティでプレーすることが大事です。TLスタンダートの癖が出ないように、代表レベルで作っていかなければなりません。なので別府合宿では、「コネクション」と「ティア1のスタンダード」を意識して練習してきました。

コネクションについては具体的に、ゲームプランでの個々の役割や、10番とアウトサイドのコネクション、リザーブとスターティングメンバーのコネクションなどがあります。そのコネクションの部分が明日、見られたらいいなと思っています。

明日の試合は、練習でやったこと、ミーティングで話したことが出来るかどうかのテスト。サンウルブズ相手にどれだけ出来るか、楽しみにしています。

これまではどれだけ自分たちのラグビーができるか、ということにフォーカスしてきました。それがファンに伝わるのではないか、と思って。今日、最後のミーティングで「ファンに向けて」という部分を話してみようと思います。

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稲垣啓太選手

サンウルブズには見知った顔もいるし、途中まで一緒に合宿をしていたメンバーもいます。代表チームがやろうとしていることは分かっていると思うので、我々が準備してきたものをどれだけできるか。

プレーの理解度、一つ一つのクオリティはこれまでに詰めてこれたと思うので、ライオンズ戦に向けて自分たちがコントロールできる部分に関しては全て試しておきたいと思います。

明日は久しぶりの代表戦です。ミスも出るでしょう。そのミスに対してどれだけケアできるのか、どれだけサポートできるのか。80分どれだけ高いインテンシティが保てるか、そこが鍵だと思っています。

スクラムに関していうと、「ゲームシナリオ」という言葉を今年よく使っています。どの時間帯でどういうシチュエーションでどういったスクラムを組むか、ということを突き詰めてやってきました。2019年、南アフリカ戦でこういうことが出来ていれば・・・という、実際のゲームを想定しながらスクラムを組むことは重要だと思います。時間帯や地域による駆け引きを、実践で磨いていきたいです。

全選手がプレッシャーを感じていると思います。サンウルブズの立場と日本代表の立場では、掛かるプレッシャーが違うので。我々はそのプレッシャーを跳ね返すだけの準備をしてきました、明日はそれを出せればと思います。

田村優選手

久しぶりに集まって試合をするので、練習でやったことが出来ればいいかな、と思います。

長い間チームで活動出来ていなかった。慣れるのに時間も掛かりましたが、選手みんなの協力があって上手く進んでいる。良いことだと思います。

対ライオンズの戦術はまだ出ていません。明日に向けて、サンウルブズ用のプランをみんなで勉強しました。今自分たちのできるプランで、サンウルブズにチャレンジします。

きっと上手く行かないことも試合の中で出てくると思う。短い間でも出来る限りの準備はしているが、出来たりできなかったりは仕方ないと思う。

サンウルブズ相手にしっかりと自分たちが準備してきたことを出せば、ライオンズに向けて積み上げができる。時間は短いですが、みんなで出来る限りのことをしたいと思います。

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