The Side of 大東文化大学
今年8月から適用された新ルール『50:22』が2本決まった。
それでも、スコアを奪うことは出来なかった。
チャンスがなかったわけではない。
キックオフ直後から敵陣深くまで攻め込むも、ペナルティで陣地を戻される。
ポール目の前でペナルティを得た時には3点を狙うことも出来たが、絶対の自信を持つスクラムから敢えて7点を目指した。
攻めての0点。
だからこそ、悔しさは募る。
「拮抗したゲームだったが、チャンスを得点に結びつけられなかった結果こういう点差になってしまった。日本大学は外国人選手がすごく強く、プレッシャーを受けてしまった。」
そう話したのは、キャプテンの酒木凜平選手。
初陣だった流通経済大学戦ではラインアウトのスローイングに課題を残したが、この日は悪天候下にも関わらず大きく改善。
スクラムでも何度も組み勝ち、ペナルティを奪った。
6番の吉瀬航太選手は、この日4トライを決めた日大・井上風雅選手に『鳴ってはいけない音』を出しながら気持ちの入ったタックルを見舞う。
南アフリカのSH・デクラークが目標という稲葉聖馬選手は、3トライ目を許した後に値千金のジャッカルでチームに勢いを取り戻した。
No.8のリサラ・キシナ・フィナウ選手は試合を重ねる毎にマークが厳しくなり、思うようなアタックが出来ない中でも、ここを抜けられたら終わり、というピンチの場面では強烈なタックルでノックオンを誘った。
しかしやはり、得点が取れないことには勝つことも出来ない。
「トライを取り切ることが出来なかった。持ち込んだボールを相手に取られてしまったり、反則を取られたりした。(日下監督)」
後半17分までは耐えた。
7点差でしのいでいた。
だが、ディフェンスでボールを奪ったその後のプレーで、フィニッシュの形を描くことは出来なかった。
フルバックの青木拓己選手はベストパフォーマンスでないながらも方々とコミュニケーションを取り声でエネルギーを届けた
ラストクオーターで奪われたトライは4つ。
入るべきブレイクダウンに入らなかった選手には「なんであそこ入らないんだよ!」と檄を飛ばしながら、しかし後半立て続けにトライを決められると「諦めるな。次に繋げるために、やることやって帰ろう」と仲間を前に向かせ続けた酒木キャプテン。
「大学選手権出場に向け、次からは一戦も落とせない。今日出た課題をしっかりと修正して、次戦に挑みたい。」
日下唯志監督
リロード、ワークレートの部分で相手に負けないこと。相手の強みであるフィジカルで負けないことをテーマに試合に臨みました。80分間の中で良いプレーもたくさんあったが、要所要所でチャンスが得点に結びつかなかったり、DFのちょっとした穴をトライに結び付けられてしまった。
日大はセットプレーが強く、フィジカルも強い。きょうの反省、トライを取り切る所と持ち込んだボールとかなり相手に取られてしまったり反則を取られた。しっかり修正して、次の試合に臨みたいと思います。
酒木凜平キャプテン
拮抗したゲームだったが、僕たちはチャンスを得点に結びつけられず、結果こういう点差になってしまった。日本大学は外国人選手がすごく強く、プレッシャーを受けてしまった。大学選手権出場に向け、次からは一戦も落とせない。今日出た課題をしっかりと修正して、次戦に挑みたい。
吉瀬航太選手
フィジカルの相手だったので、低いタックルが課題だった。FWでゴリゴリきた、FWのチーム。選手権に向け一敗も出来ない。しっかり勝っていきたい。
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