コベルコ神戸スティーラーズ
「辛い気持ちが直に来ている。東京サンゴリアスさんが全力でつぶしに来た、良いチームでした。
単純に悔しいです。
選手たちも努力していたが、やはり悔しい。」
デーブ・ディロンHCは、悔しさを隠さなかった。
古巣との対戦となった日和佐篤ゲームキャプテンは、素直に相手を讃えた。
「素晴らしいゲームをありがとうございました。
何もさせてもえなかった、に尽きる。これからまた、良い準備をしていくだけ。」
スポンサーリンク
日和佐選手がグラウンドを後にする時、自然と東京サンゴリアスの応援席から拍手が沸き起こった。
日和佐選手も、客席に手を振りながらベンチに戻る。
かつてチームに貢献した選手に対する、労いの拍手。
勝負の相手ではあるが、仲間。
これこそがラグビー、これこそがノーサイド精神だろう。
第8節が終わり、勝ち点11で9位につけたコベルコ神戸スティーラーズ。
プレーオフトーナメント進出に向け、後半戦も負けられない戦いが続く。
納得のいく内容ではなかったがポジティブな所はあった、と振り返った李承信選手。後半5分、10歳以上年齢の離れているリチャード・バックマン選手に代わって登場した。