「どうやったら仰星に勝てますか」佐賀工業は『必死』を積み重ねる|準々決勝 東海大大阪仰星×佐賀工業|サニックスワールドラグビーユース交流大会2022

後半

後半は、キック合戦で幕を開ける。

互いのロングキッカーが足元狂わせることなくエリア取りを優先させながら、ゲームをコントロールした。

後半最初のトライは、東海大大阪仰星。

15番・西川康士郎選手が11番・岸本選手目掛けてキックパスを蹴り上げると、佐賀工業は思わずペナルティ。ラインアウトモールからFW戦に持ち込み、7番・佐々木健介選手がトライを奪った。

続く後半6分にも、自陣深くまで攻め込まれたピンチをチャンスに変えたのは仰星。15番・西川選手がおよそ90mを1人で走り切り、独走トライを決める。

26-14と、点差を一気に広げた。


SOもこなす西川選手は50:22も決めた。ゲームリーダーも担い、試合前は円陣で仲間の目を見ながら言葉を掛ける

一方の佐賀工業も、一切諦めることはない。

相手のペナルティから攻め込むと、敵陣深い位置から再三再四のラインアウトモール。

何度目の正直か、ようやく得意のラインアウトモールで20番・江頭京介選手がトライを奪った。

後半24分、29-21と8点差まで迫る。

スポンサーリンク

佐賀工業は逆転を狙い、また東海大大阪仰星はジャージを着るプライドに懸け、互いに最後まで攻撃の手を緩めない。

佐賀工業が攻め込めば6番・松沼キャプテンが1人タックルで仕留めペナルティを獲得。

負けじと佐賀工業もパントキックから起点を作るが、攻めきることは出来なかった。


佐賀工業12番・迫中一斗選手の統率力も光った

ノーサイド。

東海大大阪仰星が、準決勝進出を果たした。

スポンサーリンク