川越東が3位「自分たちの現在地を探し、ピースを増やす」関東大会へ。深谷も「自分たちに矢印を」|令和4年度 第70回関東高等学校ラグビー大会 埼玉県予選 3位決定戦

試合展開

試合開始早々組まれた4本のスクラム。互いにボールが手に付かず、セットプレーが増える。

川越東は、ラインアウトモールからブレイクダウンでファイト。

深谷も次々とボールを動かし、縦に強いバックス陣が風穴を開けた。

先制したのは深谷。

前半17分、13番・野口彰太キャプテンから12番・飯塚祐真選手、8番・馬場健太選手と次々に縦に歩を進めると、フェーズを重ねる中でアドバンテージを獲得。

敵陣深くで獲得したラインアウトから2番・新井靖憲選手がワンタッチでボールを再度受け取り、インゴールの隅に押し込んだ。

川越東の攻撃も光る。

14番・石本瑛選手が左の大外でボールを受け取ると、相手ディフェンダーをステップで交わしタッチ際で勝負。30m前進した所で深谷のジャッカルに合うが、ウイングの役割を心得たプレーに胸が躍る。

次のスコアは前半28分。

川越東がラインアウトモールを押し込み、2番・木倉優心選手がトライ。難しい位置からのコンバージョンゴールも15番・土居泰介キャプテンがしっかりと決め、7-5。

川越東が2点のリードで前半を折り返した。

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後半最初のトライも川越東。

13番・稲葉逸生選手のインターセプトをきっかけに攻撃が繋がり、これまたラインアウトモールから2番・木倉選手がグラウンディングしたのは後半6分。

後半21分にも14番・石本選手がインターセプトから鮮やかなトライを決める。コンバージョンゴールも決まり、21-5。リードを広げた。

しかしその3分後、密集から抜け出し20m超の独走トライを決めたのは深谷。

11番・須永天万選手がボールを地面についた。

「やりきろう、深谷!」

自分たちがやってきたことやりきる、それがどれだけ難しいことか。

最後までともに攻撃を繰り返したが、21-10でノーサイド。

3位決定戦は、新人戦王者・川越東が制した。

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