川越東が3位「自分たちの現在地を探し、ピースを増やす」関東大会へ。深谷も「自分たちに矢印を」|令和4年度 第70回関東高等学校ラグビー大会 埼玉県予選 3位決定戦

川越東高校

難しい位置からのコンバージョンゴールを3つ全て成功させた土居キャプテンは、流れに乗り切れないゲームでこそ「自分が走らないと。自分が走れるような力強さ、技術が必要」と前を向く。

「ベンチから監督に言われているようでは、まだまだ。全国で戦うには、監督を黙らせるようなプレーをしなければいけない。全然気持ちが入ってなかった、気持ちの問題です」と厳しい表情を見せた。

来たる関東大会では「自分たちの現在地を知り、どこまで通用するのか知りたい」と言う。「強豪校を相手に、持ち味のアタックが出せるよう準備していきます。」

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この試合2つのインターセプト、うち1本はトライへと走り抜けた川越東14番・石本瑛(いしもと はゆる)選手は、ラグビー歴1年強の2年生。

ラグビーをしていた3つ上の兄に憧れ、中学まで続けていたサッカー部から転向した。

「初心者だけど全国を狙いたい」と、進学先は自ら川越東を選択。東京・練馬から通っている。

「高校受験が終わってから入学までの間は、練馬ラグビースクールに武者修行に行きました。」

この日前半に見せた、タッチ際で外側にステップを切り30mのゲインを決めたプレーは、自らの探求心の賜物。

スーパープレー集を見るのが好きで、桐蔭学園3年・矢崎由高選手が東海大相模戦で見せた外で抜くプレーを参考にしたものだった。

「凄いプレーヤーになりたいのであれば、ああいう場面で外で抜かなきゃダメだなと思って勝負しました。」

昨年は技術や知識を吸収した1年。

今年は、昨年度から出場していた経験を活かしリーダーシップを取る1年にしたい、と目線は高い。

望月雅之監督
選抜大会以降、試合もままならずメンバー構成も苦しい中での試合だった。ノットリリースザボールを多く取られたということは、サポートの寄りが遅いということ。献身さをもっと見たかった。

秋の花園予選に向け、是が非でもと思っていた3位を取ることが出来たので、関東大会では新たなピース探し含めチャレンジをしていきたい。

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