「フォワードが奮起してやろうや」日本一に立つべきチームとして進化を続ける報徳学園。流経大柏は『流経のラグビー』を理解することが課題|菅平合宿・練習試合 報徳学園×流経大柏

報徳学園 試合後コメント

植浦慎仁キャプテン(フランカー)

――フィジカルの強い流経大柏が相手でした。試合を振り返っていかがでしたか
機動力は僕らの方があると分かっていました。動きながら当たったら勝てると思っていたので、ロックが中心となり体現してくれたかなと思います。良いボールを出せました。

――菅平合宿ではどのような自信を積み重ねることが出来ましたか
フォワードが通用することが分かりました。ずっとバックスのチームって言われ続けてきて、僕らFWも嫌やったんで。「フォワードが奮起してやろうや、フォワードのチームにしよう」って言ってきました。

また対戦相手ごとの戦い方も、少しずつ分かってきたように思います。毎夜Aチームでミーティングをしているのですが、相手を分析して「明日のやること」とテーマに掲げたことを遂行出来ているかな、と思います。

――花園での3冠に向けた意気込みをお願いします
仰星さんやヒガシさん、流経さんや桐蔭さんたちはここから先の4か月が強い。全員で気を引き締めて、チャレンジャーの気持ちとプライドを併せ持ちながら、しっかり僕らも体を大きくしたいと思います。

もっとフォワードで勝負出来るように。「バックスはおまけ」ぐらいの気持ちでやっていきたいです!3冠を取れるよう、しっかりと仕上げていきます。

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村田大和選手(スクラムハーフ)

――タックルにジャッカルにと大活躍でした。本日のご自身の評価は何点でしょうか
40点です。スクラムハーフは、チームを勝たせないといけません。チームを勝たせるにはアタック力が必要ですが、そのアタックの部分で今日は、自分の得意なパスとテンポを出しきれなかった。状況判断でもミスがあったので、アタック面でマイナス60点です。

――その60点を積み重ねるために、これからの4ヶ月ですべきことは
もっとパスに磨きをかけること、もっとチームと自分の考え方をすり合わせて、しっかりと意思統一すること。大きな枠組みはチームで決まっているのですが、試合中の細かい判断はハーフ団(SH村田選手、SO伊藤選手)が担っています。そこのすり合わせをしておかないと、ちょっとしたミスに繋がってしまう。ダウンボールの置き方や越え方、サポートのコール。そういう細かい所の意識を落とし込んでいきたいと思います。

――チームにどういう影響を与えられる選手で在りたいですか
もっとエナジーのある選手で在りたいと思っています。これは齋藤直人選手(SH、東京サントリーサンゴリアス)が日本代表でどういう存在になりたいか、と聞かれた時に『もっとエナジーのある選手になりたい』と答えているインタビューを見たから、なんですけど。僕も、プレーでもコールでも元気印として引っ張っていける選手になりたいと思いました。

みんなが辛い時は、僕がチームを引っ張る。植浦キャプテンもいますが、チームを勝たせるリーダーとしてやっていきたいと思います。

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伊藤利江人選手(スタンドオフ)

――華麗なキックパスでのトライアシストもありました。出来たこと、出来なかったことを教えてください
今日出来たことは、何もなくて。ちょっと悪かったと思います。多分気持ちの面なんですけど・・・。少し焦ってしまった所、冷静にプレーできなかった所が多くて、あまり良い流れを作れませんでした。

――なぜ焦ってしまったのでしょう
プレッシャーを受けてしまい、普段よりも玉出しが遅かったこともあって。相手がディフェンスに並ぶのも早く、そこでプレッシャーを受け焦ってしまいました。

――チームにどういう影響を与えられる選手で在りたいですか
スタンドオフというポジションなので、良い流れを作りたい。バックスラインに立ってる1番最初の選手として、ディフェンスでもしっかり前に出て、もっと相手にプレッシャーを与えられるようにしたいです。

――そのためにあと4か月半で身につけるべきことは
気持ちの面で1番先頭に立てる選手になりたいと思います。僕たちハーフ団が試合の進め方を決めているので、そこで僕たちが後ろに立ったり控えめになったりすると、チームも迷うことが多くなると思う。僕たちがまず1番最初に、やるべきことを明確にしたいです。

今はまだ、悪い流れの時は(村田選手と)一緒に落ち込んだり、考えたりすることがあります。だからどちらかが落ちたら、もう片方が盛り上げる。互いに支え合えうことが出来たら、もっと良くなると思います。

――花園に向けての意気込みをお願いします
菅平ではブレイクダウンでの成長が感じられました。チームとしても、1人1人のレベルが上がっています。だから僕たちハーフ団も、もっと先頭に立てるように。日本一に立つべきチームとして、4か月半もっと頑張って、3冠を決めたいです。

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西條裕朗監督

――どのような所に選手たちの成長を感じますか
こういうことが通用する、ああいうことが通用する。その一つ一つを確認出来ている時だと思います。菅平では、これまで積み重ねてきたことを自信に繋げる試合が出来ています。

――7月に行われた7人制の全国大会で今季2冠目。選手たちの自信を今日のプレーからも感じました
ボールが動いてスペースあるセブンズは得意分野。だからこそ体格で劣る15人制になった時にどうなるか、というのが一つ(懸念事項として)あったのですが、フィジカルの強い関東チャンピオンの流経大柏さんを相手にも通用することが分かりました。選手たち自身も、接点で怪我をしない体になってきていることを実感しているのでは、と思います。そういうことが1つずつ積み上がっているのではないでしょうか。

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