15人全員が『バチバチ』を届ける筑波。大東文化は「マニュアルにはないラグビー」で頂上を目指す|菅平合宿・練習試合 大東文化×筑波

試合後コメント・大東文化


タフな環境下で思い通りにプレー出来なかったこと、そういう経験を積めたことが菅平での収穫。9月11日までまだ時間はあるので、そういったプレッシャーが掛かる状況をしっかりとチーム内で作り、リーグ戦開幕までに完成させていきたいと思います。(日下唯志監督)

青木拓己キャプテン(15番)

試合の入りから大東のエラーが多く、筑波さんのきっちりとした真面目なディフェンスに真っ向勝負を仕掛けてしまった。上手くずらせることが出来たら、もっと良いゲームになったのではと思っています。

練習試合なのでエラーは付き物です。それをここであぶり出すことが出来た。まだリーグ戦開幕まで時間もありますし、修正していきたいと思います。

――青木選手は常に最後尾から声を出している姿が印象的です
一番後ろにいるので、プレーではあまり仲間を鼓舞できません。だからこそ前にいる選手たちを言葉で鼓舞出来たらいいな、と思い声を掛けています。

――今年のチームの好きな所は
個性が強いですね。個性が強くて、色んな人間がいます。でもスイッチがオンになった時の真剣さ、メリハリがある所が好きです。

――大東のここを見て欲しい!というポイントを教えてください
マニュアルにはないような、他のチームがやらないようなラグビーを出来たらな、と思っています。「そこでそういうアタックするんや」と、楽しいラグビーをお見せ出来たらと思います。

また去年悔しい思いをしたメンバーも多く残っているので、今年は今年の、いつもと違った大東を目指しています。そこを見てもらえたら嬉しいですね。

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リサラ・キシナ・フィナウ選手(8番、2年生)

今日が手術明けの復帰2戦目。ミスが多く、足りない所もいっぱいありました。今日の敗戦から学んで、秋シーズンに活かしていきたいと思います。筑波さんとは大学選手権でリベンジ出来るように、準備していきます。

――今日はスクラムからの持ち出しでトライを決めました
絶対にゲインする、という気持ちを持ってピックしています。「常にゲインする」という気持ちでアタックもディフェンスもしているのですが、今日はあまり思ったようなゲインが出来なかったので辛いですね。試合が終わった今も後悔しながら、コーチたちと出来たこと出来なかったことを話していました。

――将来のキャリアパスをどのように描いていますか
4段階の構想を持っています。高校から日本に来ましたが、高校が1段階目で2段階目が大学。3段階目のプロの後、日本代表が4段階目です。今日はあまり良くなかったですが、もっと成長して様々なタイプの相手にも対応できるようになりたいと思います。同じようなプレースタイルの相手であれば、今日よりも良いプレーを出来るようになりたいです。

――リーグ戦開幕に向けた意気込みをお願いします
初戦・法政大学戦では、今日よりもっと良いプレーが出来るように頑張ります。頑張らないかんですね。

橋本颯太選手(13番、1年生)

入学して5か月。まだ先輩たちの明るさに追いつけていない部分もありますが(笑)、明るくて楽しくて、良いチームです。

――1年生でAチームの試合に出場していることについて
まだリザーブ出場です。スタメンの先輩たちには全然追いつけていないので、もっと上達して、スタメンの選手たちと交代しても変わらないプレーが出来るような選手になりたいです。

そのためにも状況判断力を上げて、体作りを頑張り、スキルを上げたいと思います。

――初めてのリーグ戦に向けて意気込みをお願いします
昨年は3位。今年は1位になれるよう、下(の学年)から、先輩たちの脅威になっていきたいと思います。

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試合後コメント・筑波

木原優作キャプテン(1番)

FW戦が重要になる試合でした。まずは相手の大きくて重いFWに対して、自分たちFWが接点・セットプレーで低くまとまって返していく。接点、セット際にこだわって流れを作っていこう、と挑みました。

序盤はなかなかリズムを掴めない所もありましたが、前半は接点際で引かずに上手く流れを引き寄せていけたかなと思います。キックを使いながら点数的にもリードを奪いつつ、良い流れで後半を迎えられました。

――試合序盤、敵陣でのペナルティはPGを選択しました
対抗戦をイメージしながら、点数を重ねて筑波のペースでラグビーをしていこうと試合前から言っていました。

――ハーフ団は1年生の2人でした
スキルの高い選手たちです。学年関係なく信頼出来ていますし、彼らも自信を持ってプレー出来ているなと試合を見て感じました。

――対抗戦開幕まで約2週間。思い描くチームとしての完成形に、どれぐらい近づけていますか
自分たちのやりたいラグビーに対して、自分の役割がどれくらい出来ているか。そこが重要です。

そういう意味では、対抗戦の上位チームに比べると個人のタレント性ではまだ劣っています。個人の成長、伸びを対抗戦開幕までに筑波内で競争しながら求めていきたいです。まだ、個人個人で求めていかないといけない部分があります。

――チームでやりたいことに対して、個人力を上げる残りの時間になる、ということでしょうか
組織としてやりたいこと、プランは監督・コーチ陣が提示してくれています。そこに対して、個人がどれだけ役割を全うして自分たちのプレーを追求出来るか。そこが大事になってくると思っています。

――対抗戦では今季のスローガン『バチバチ』をどのように体現したいでしょうか
筑波が大事にしている接点際。そこがまさに『バチバチ』で、相手とやり合う所になります。筑波が引いてはいけない部分だと思っているので、そこで体現したいですね。15人全員が、自分たちのラグビー『バチバチ』を見ている方々にお見せしたいです。

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楢本幹志朗選手(10番、1年生)

入学して5か月、すごく良い雰囲気でラグビーが出来ています。楽しいです!先輩とも同期とも仲が良く、筑波らしい縦と横の繋がりが楽しいですね。

――その縦と横の繋がりは、試合にどう表れていますか
1年生スタンドオフですが、自分の意見を先輩にぶつけることも出来ますし、先輩たちもしっかりと聞いてくださる。そして自分の悪い所ははっきりと指摘してくださっているので、1年生だからといって消極的になることはありません。自分の意見をしっかりと言える雰囲気が、プレーにも表れていると思います。

――今日の先発は1年生ハーフ団でした。初めての対抗戦をどのように迎えたいですか
これまで高橋選手とは21番・22番等で組んだことはありましたが、一緒に9番・10番を付けたのは初めてでした。対抗戦のハーフ団はチームの中でも主力選手が多く、自分たちが1年生だから「しょうがない、負けるよね」とするわけにはいきません。

筑波のアタックの出来は自分の出来だと思っています。対抗戦初戦の明治さんは一番良い相手。緊張もするでしょうし、ミスも起きると思いますが、堂々と。筑波の10番として戦っていきたいと思います。

――筑波の10番はどういう存在であるべきでしょう
スタンドオフは体を当てる機会が少なく、ゲームをオーガナイズすることが求められます。ですが筑波の15人の一員として、今年のスローガン『バチバチ』を体現すべく体をしっかり当てる。それが筑波の10番であるべきだと思います。

ですが自分はまだそこが全然出来ていなくて。先輩たちも指摘してくださっていますし、自分としても変えないといけないと感じている部分です。まだ自分が理想とする筑波の10番にはなれていません。


ウエイトはペアトレーニング制。2年生の浅見亮太郎選手とペアを組んでいる。「質が上がって、いい刺激になっています。」体重の増加は2㎏程だが、数字以上に厚みを増した。「対抗戦で戦うにはまだまだ足りない。体重も筋肉も増やしていきたいです。」

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