新たな形を見せた大阪桐蔭「胸を張っていい」。京都成章は2大会ぶりのベスト4へ|大阪桐蔭×京都成章|第102回全国高等学校ラグビーフットボール大会 準々決勝

京都成章

先制のトライを許しても焦りを見せなかった。

我慢強く、粘り強く機を伺う。

その時がやってきたのは、前半24分。

10番・本橋尭也共同キャプテンが左サイドへキックパスを放ると、キャッチしたのは11番・金内友希選手。12番・川上凌空選手から15番・太田陸斗選手へと繋がりトライ。

きれいなアタックで、DFを崩し切った。

前半終了間際には、敵陣15m中央での相手反則に、ペナルティショットを選択。落ち着いて12番・川上選手が沈めれば、3点のリードで後半に突入した。

この勢いのまま後半をスタートさせたい京都成章は、思惑通り前半の流れを継承する。

ゴール前でのペナルティから、ボールを持ってスタートさせるは8番・森山飛翔共同キャプテン。FW戦で粘り続け、最後は13番・盛岡蒼良選手が飛び込んだ。

大阪桐蔭を引き離す2トライ目。京都成章フィフティーンに、満面の笑みが浮かぶ。

スポンサーリンク

後半5分に得た、10点のリード。だがもちろん、気は抜かない。

後半15分には3点差まで迫られたが、「俺ら走るぞ!」との掛け声そのままに、プレッシャーを掛け続けた。

最後、猛攻を仕掛ける大阪桐蔭からジャッカルを決めたのは10番・本橋尭也共同キャプテン。

「行くしかない。」

心に決め、手を伸ばした。

僅か3点差を守り切り、2大会ぶりのベスト4を掴み取った京都成章。

準決勝の相手は、九州王者・東福岡。

14時30分に、キックオフを迎える。

&rugbyを応援する

スポンサーリンク