自分たちの強みを出し切った。でも「それどまり」。帝京、春優勝も「まだチームになりきれていない」|帝京大学×早稲田大学|第12回関東大学ラグビー春季交流大会

早稲田大学

敗れはした。

1月7日からの点差も、大きくは縮まらなかった。

だが、大田尾竜彦監督は悲観していなかった。

こういうトレーニングをしたらもっと得点が取れるな、というアイディア。

シーズン前に用意していたことの手応え。

整理しなければいけない所、手を付けていない箇所の整備の必要性。

そして、ワセダとして『こうやって勝つ』というシナリオを、試合中に整理できたこと。

それらを引っ括めて「収穫の多い試合だった」と繰り返した。

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一方、グラウンド上で体をぶつけた選手たちもまた、現状を理解する。

「ミスをミスにしない帝京と、ミスをミスにする早稲田。そこが差です。」

この日は後半19分に退いた伊藤大祐キャプテン。

少し考えてから、言葉を発した。

春、3勝2敗からスタートした伊藤組。

『WASEDA FIRST』を掲げる今季、やはり重要となるのはそれぞれの際を極めること。

取りきること、ミスをミスにしないこと。

全ては、ワセダのために。

2つの季節が巡った先に訪れる、再びの対戦ではどんな景色が待っているだろうか。

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試合後コメント

大田尾竜彦監督

得点差はつきましたが、早稲田として進むべき道が見えたと思います。

この先、夏・秋に向けてどういうトレーニングをしていかなければいけないか、ということが明確になったなと思います。

そういう意味で非常に収穫も多かったですし、最後のトライにも集約されるように交替した選手もしっかりとプレーしました。

収穫が多い試合だったと思います。

伊藤大祐キャプテン

結果として、負けてすごく悔しいという思いが一番強くて。

今、正直あまり考えられていないのですが、しっかり振り返って何が足りないのか、自分自身のプレーを見つめ直したいです。

そして夏合宿での試合に向けて2か月弱、しっかりトレーニングしていきたいと思います。

岡﨑颯馬バイスキャプテン

勝ちに行ったが、届かなかったことが非常に悔しいです。

僕たち早稲田大学が帝京大学と戦う上で、ひとつのミスが大きな結果に繋がると感じました。

次の試合に向けて、やるべきことはそれぞれ明確にあると思う。

それを一つずつクリアして、リベンジできるようにやっていきたいと思います。

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