東福岡×常翔学園の一戦は、東福岡に軍配|菅平合宿

お盆の時期には全国から高校ラグビー部が集う長野県は菅平高原。

8月10日(木)には東福岡高校と常翔学園高校が練習試合を行い、東福岡高校が38-19で勝利を収めた。

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試合内容

夏の嵐如く、強い風が吹き荒れる中行われた一戦。

今年の全国選抜大会準決勝カードの再戦が、ここ菅平で行われた。

東福岡ボールでキックオフを迎えると、ファーストアタックで敵陣に入ったのは東福岡。

SH利守晴選手がボックスキックを蹴れば、常翔学園がノックオン。相手陣22m内でのマイボールスクラムから左のオープンサイドへ開き、SO神拓実選手が走り込んでトライを決めた。

神選手自身がコンバージョンゴールを成功させ、東福岡が7点を先制する。

対する常翔学園もブレイクダウンでファイトする。

ペナルティを取れば、ラインアウトから重いFW陣が縦に当たって数フェーズで取り切った。

前半6分、7-7と同点に戻す。

続く得点はその2分後。

ブレイクダウンで東福岡がターンオーバーすると、SO神選手が裏へのロングキックを蹴り込む。風下ながら伸びのある弾道は敵陣22m付近のタッチライン際で止まり、ウイングが全力で追いついた。

そのままボールを拾い上げ、トライ。12-7、再びリードを奪う。

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東福岡の13番は、1年生の半田悦翔選手。パスダミーを交えながらゲインラインを切る心強い1年生の台頭に、春の全国選抜大会からいくばくかバックスの布陣は変わった。

前半16分、トライを取り切ったのは変わらず出場し続ける東福岡の3年生ウイング。敵陣5mでのペナルティからクイックタップでスタートを切れば、振り戻した所タッチライン際でWTB西浦岳優選手がスキルフルにボールを持ち込んだ。

スコアは17-7に変わる。

その後も東福岡は強い風の中、風下で細かくボールを繋ぐ。松﨑天晴選手がビッグゲインを見せれば、最後はオフロードからポール真下にトライ。

24-7、東福岡がリードを17点に広げた。

対する常翔学園は前半終了間際、敵陣5mでのスクラムからサイドアタックを仕掛け、一発でトライを取り切る。

テンポある気持ちの良いトライで24-14、常翔学園が10点差まで詰め寄った所で前半を折り返した。

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後半はスタートからリザーブの選手を全て投入した東福岡。

風上に立ち、フレッシュレッグたちが勢いをつけたい所だったが、後半最初のトライは常翔学園だった。

アタックを継続し、押し込む。

コンバージョンゴールは不成功だったが、24-19。後半開始早々、5点差に迫った。

その後東福岡はプレーエリアを敵陣22m内に移したが、なかなか取り切れない。

常翔学園の必死のディフェンスを前に、インターセプトされたりパイルアップになったりと、足踏みする時間が続く。

ようやく取り切ったのは、後半18分過ぎ。

フィジカルで押し込み、31点目を決めた。


「もっと早い時間で取り切らないと」とは藤田雄一郎監督談

その後も風上に立った東福岡がボールを持ってアタックする時間は続くが、2トライ目が遠い。

後半33分、試合終了間際にゴール前ペナルティでのスクラムから取り切り、ゲームセット。

38-19、東福岡が菅平合宿初戦で勝利を収めた。

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「勝たないと自信はつかない」とは東福岡・藤田監督談。

試合に勝つことでチームは出来上がる、そのステップを噛み締めた。「昨年はディフェンスでしたが、今年は早い球出しのアタックにも力を入れている所です。」

東福岡・高比良恭介キャプテンも、菅平での初戦の重要性を理解する。

「今日の試合結果で、菅平での流れが変わると思っていました。試合の主導権を握るためにも先制トライを取ろう、と話をしていたので、それが出来たことは良かったです。」

一方敗れた常翔学園の岩本有伸キャプテンは「この菅平は全勝を目標にしていましたが、初戦で負けてしまった。残りの試合、全勝でいきたい」と悔しさを滲ませながら、次なるターゲットを見据えた。

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