高校ラグビー埼玉県大会開幕直前! チームガイド2023

A2シード:昌平

監督:船戸彰

主将:横山健人(3年、CTB/FB)

昌平では毎年、花園予選前にチームTシャツを作成する。

背中に刻む漢字一文字には、毎年3年生が想いを込める。

今年の漢字は『仁』。

思いやりをもって人や物に接すること。仲間とともに戦い、一つの目標を達成すること。

「人間の原点に返る。そのために、何にも染められない黒地に、信念を表す白色で文字を型取りました。」

横山キャプテンにとって、高校ラグビー生活は想像していなかった出来事がいくつも起こった。

と同時に、怪我が続き、思うようにプレーできない日々でもあった。

ラグビープレイヤーとしては、高校で競技生活を終える横山キャプテン。

だから、1日でも長くラグビー選手として在り続けるために。

「昌平が、埼玉背負って花園に行きます。」

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今年の軌跡

3年連続花園に出場している昌平が、今季無冠。

新人戦、関東大会予選、7人制大会と全てで川越東に決勝戦で敗れた。

セブンズの決勝戦が終わると、横山キャプテンは誓う。

「夏はどこよりも追い込んで、秋は自分たちが最後に笑います!」

言葉通り、夏は菅平で96㎞を走り込んだ。

新人戦で敗れた直後から食育を開始し、FWの平均体重は90㎏を超える。

早朝から晩まで体を当てた、その汗を自信に変えて。

紆余曲折に溢れた1年間の涙を、力にして。

「必ず勝ちます!」

勝利を誓った人がいる。

勝たなければならない理由がある。

シルバーコレクターで終わるわけにはいかない。

だから、勝つ。

***

昌平が試合前に応援歌として歌う曲がある。

ダイナミック琉球の歌詞を、イーグルス風にアレンジした曲だ。

「風よ光の風よ 巡る運命の空よ 雄々しく広げた翼 空の王者の響き」

雄々しく翼を広げ、いざ王者へ。

注目プレイヤー

増田翼(3年、No.8)

夏合宿では、スターティングメンバー唯一の3年生だったことも。足の速さと突破力が魅力なナンバーエイト。

時にそのスピードが仇となるシーンもこれまではあった。チームメイトとどれだけ同じ絵を描けるかがキーポイントだ。

小林利仁(2年、SO)

自ら仕掛けるゲームメーカー。ステップとランが持ち味。

昌平の正スタンドオフとしてゲームの組み立て方を学んだ今季、ボールを離す所と自ら仕掛ける緩急で、チームを優勝に導けるか。

山口廉太(2年、WTB)

1年次からスタメンとして花園に出場した、”取り切る”ウイング。

食育により5㎏増量し、力強さを増した。体重は増えても、スピードは変わらない。

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今季の主な試合結果

◆新人戦

2位

川越東、2年連続の新人戦制覇も「まだ土俵に立っただけ」|令和4年度 埼玉県高等学校ラグビーフットボール新人大会 決勝・順位戦│&rugby (andrugby.com)

◆関東新人大会

準々決勝敗退

昌平、東海大相模、目黒学院ら8校が準々決勝進出|令和4年度 関東高等学校ラグビーフットボール新人大会 1回戦│&rugby (andrugby.com)

桐蔭学園、國學院久我山、流経大柏、國學院栃木。ベスト4決まる|令和4年度 関東高等学校ラグビーフットボール新人大会 準々決勝│&rugby (andrugby.com)

◆関東大会埼玉県予選

準優勝

川越東がDF力と攻守の切り替えで昌平を圧倒し、今季2冠目。「絶対に妥協しない」決意を示す|第71回関東高等学校ラグビーフットボール大会 埼玉県予選決勝│&rugby (andrugby.com)

◆関東大会

Cブロック4位

◆7人制大会埼玉県予選

準優勝

川越東、セブンズ初優勝。埼玉4冠まで「あとひとつ」|第10回全国高校ラグビー7人制大会 埼玉県予選│&rugby (andrugby.com)

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