川越東がDF力と攻守の切り替えで昌平を圧倒し、今季2冠目。「絶対に妥協しない」決意を示す|第71回関東高等学校ラグビーフットボール大会 埼玉県予選決勝

試合概要

令和5年度 第71回関東高等学校ラグビーフットボール大会 埼玉県予選

【決勝】
川越東高等学校×昌平高等学校

【日時】
2023年5月7日(日)12:30キックオフ

【場所】
熊谷ラグビー場Aグラウンド

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試合結果

川越東:紺黄ジャージ、昌平:緑ジャージ
川越東 26 – 7 昌平
新人戦決勝と同カード。
3か月前の対戦時には、川越東が前半に18点をリードし最終スコア21-5で勝利を収めていたが、再戦となったこの日も同じような得点の動き方となった。
先制は川越東。前半8分、敵陣22m付近でのスクラムから展開すると、13番・稲葉逸生選手らを縦に当てながらディフェンスを引き寄せる。
空いた右端、飛び込んだのは14番・髙橋新大選手。ファーストトライを奪った。

1年生ではウイング。2年生からNo.8にコンバートしたが、今大会準決勝・決勝とウイングに戻った。「チーム全体で空いたスペースを見つけた結果の先制トライ。意味のあるトライだったと思います。(髙橋選手)」

2トライ目は、FWが粘った。

川越東が敵陣ゴール前まで攻め込むと、何度もFWを当てる。外からはボールを呼ぶバックスの声も響いたが、最後はラックのショートサイドを10番・五十嵐舜悟選手が走り込んだ。

続く3トライ目はセットプレーから。

敵陣5m近くでラインアウトモールを形成すると、押し込んだ川越東。モールサイドを走ったのは1番・柴田陽選手。トライを決めた。

4トライ目は、その3分後。

キックオフレシーブから蹴り返したボールで相手のノックオンを誘うと、敵陣で得たマイボールスクラムからオープンサイドに開いて15番の2年生・南雲優佑選手がトライを決めた。

川越東が26点をリードし、前半を折り返す。

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一方、前半ノースコアに終わった昌平。

決して、全く攻め込めなかったわけではなかった。何度か敵陣深くまで入ったが、川越東のディフェンスに阻まれ、カウンターをくらった最初の30分。

だから後半は落ち着いて、自分たちのペースで体を当てる。

13番・堀江凛選手のジャッカルも決まるなど、ブレイクダウンでは互角に戦った。

後半10分を過ぎれば、流れは昌平に渡った。敵陣での時間が続く。

10番・小林利人選手の柔軟なステップワークでディフェンスラインを何度も乱すが、あと一歩の決定機が遠い。

ようやくトライに結びついたのは、後半27分。

左サイドで得たマイボールスクラムから、まずはオープンサイドに展開した。

一度ボールは乱れたが、途中出場の1年生・宮本和弥選手が力強く相手ディフェンスをかいくぐると、2年生の山﨑祐吾選手が相手に掴まれながらも懸命のトライ。7点を返した。

しかし、昌平の反撃もここまで。

川越東が26-7で昌平を下し、新人戦に続く埼玉2冠目を達成。

この結果により、川越東が同校史上初めて埼玉県1位で第71回関東大会へ出場することが決定した。

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