試合概要
第103回全国高等学校ラグビーフットボール大会 3回戦
【対戦カード】
沖縄県立名護高等学校(沖縄・2大会連続21回目)0-59 東福岡高等学校(福岡・24大会連続34回目)
【日時】
2024年1月1日(月)14:45キックオフ
【場所】
花園第3グラウンド
試合結果
名護 0– 59 東福岡
キックで敵陣に入った名護。ゴール前ではハイパント、ラインアウトでは人数を増やしてのモールで対抗したが、東福岡は確実なゲームプランと個の強さを発揮。
2回戦と同じく後半に選手を8人交替しながら、前後半あわせて9トライ。守ってはゼロ点に抑えた東福岡が、勝利を収めた。
東福岡
この日ファーストトライを決めたのは、4番・古澤将太選手。
なんとまだ1年生。東福岡において、FWの1年生がスタートを務める意味は大きい。
「夏合宿ぐらいから、コンタクトが上がってきた。期待以上の動きをしてもらっています。1年生で、しかもFWで、このメンバーの中先発する。なかなかしんどいと思います。」
藤田雄一郎監督からもお墨付きを得た。
相手ディフェンスをものともせず突進する姿は、1年生とは思えず。
だがトライセレブレーションを受ける表情からは、初々しさが溢れた。
一方、試合中、時折穏やかな表情を見せるのはキャプテン・高比良恭介選手。
開会式のスタートを待つ間も、他のキャプテンとは異なり、ひとり笑顔を浮かべていた姿が印象的だった。
「花園を目標にやってきた、という楽しみがあって。いま、自分たちに自信をもって過ごせています。堂々とプレーもできていて、本当に楽しい、という気持ちが大きいです。」
花園を楽しむ。
ディフェンディングチャンピオンチームを率いる立場ではあるが、その状況をも楽しむことができている。
そんな心強いキャプテンとともに、残り3試合、東福岡は今年の優勝へと突き進む。