試合中の成長。目黒学院、東福岡を破る。東福岡・藤田監督「この結果が僕の成績。選手は悪くない」|東福岡 24-28 目黒学院|第25回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会 1回戦

3月22日(金)に埼玉県・熊谷ラグビー場で開幕した、第25回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会。

23日(土)には1回戦の全16試合が行われ、目黒学院が九州王者・東福岡を下し、2回戦に進出した。

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試合概要

第25回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会

【対戦カード】

東福岡高等学校(福岡・17大会連続20回目)24-28 目黒学院高等学校(東京・11大会ぶり2回目)

【日時】
2024年3月23日(土)13:15キックオフ

【場所】
熊谷ラグビー場 西グラウンド

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試合展開

目黒学院ボールでキックオフすると、先に敵陣に攻め込んだのは目黒学院。

しかし、プレッシャーをゴール前で跳ね返せば、先制するは東福岡。ラインアウトモールを組む前に引き倒されたが、そのサイドを走り込んだ2番・須藤蒋一選手(1年)がトライを決めた。

前半13分、東福岡が5-0とスコアを動かす。

その3分後にも、マイボールでのセンタースクラムからテンポよくボールを運べば、2番・須藤選手のビッグゲインから15番・早坂俊吾選手(1年)がトライ。

東福岡が10-0とリードを広げた。

対する目黒学院は、敵陣でのディフェンスでターンオーバー。そのまま攻撃に転じれば、4番・フィッシャー慶音選手(2年)がディフェンスの合間を搔い潜りトライまで持ち込んだ。

15番・中村理応選手(1年)のコンバージョンゴールも成功し、前半22分には10-7と差を縮める。

だが前半も最終盤、再び敵陣に入り込んだ東福岡はゴール前でペナルティを獲得すると、その瞬間に4番・中務汰一選手(2年)がタップキックからクイックスタート。そのまま押し込めばゴール中央にトライを決めた。

15番・早坂選手のコンバージョンゴールも成功し、17-7と東福岡が10点のリードをもって前半を折り返した。

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後半はさらに点差を引き離したい東福岡だったが、ミスが続く。

ノックオン、そして外にボールを運んだ時のハンドリングエラー。ペナルティもかさみ、なかなか流れを掴むことができない。

一方の目黒学院は前半9分、ゴール前でのペナルティから8番ロケティ・ブルースネオル選手(1年)がクイックスタートを切ると、いくつかフェーズを重ねた後に振り戻した先で13番・石掛諒眞キャプテン(2年)が縦に飛び込んでトライ。

17-14と、再び3点差に迫った。

負けられない東福岡は、後半14分、敵陣深くでのラインアウトから今度はモールを形成。グラウンド中央に寄りながら進むと、バックスの「こだわれ!」の声を背に押し込む。

コンバージョンゴールも成功し、24-14と三度10点のリードを手にした。

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試合時間残り5分を切った所で、10点差。

まずは1トライを返し逆転を射程圏内に捉えたい目黒学院は、ゴール前で時間を使うとFWがこだわり6番・阿部史門選手(1年)がトライ。

ゴールキックも成功し、まずは24-21と3点差に戻すと、続くキックオフキャッチからいくつかのペナルティを得ながら敵陣深くへと食い込んだ。

試合終了間際、目黒学院がゴール前でのチャンスを得れば、最後はFW勝負。

両チームの選手たちが何度も体を当てる中、力勝負に勝ったのは、目黒学院No.8ブルースネオル選手。

値千金の大逆転トライを奪い、15番・中村選手が蹴り上げたコンバージョンゴールも全て成功させれば、24-28。

11年ぶりの全国選抜大会出場を掴み獲った目黒学院が、大会最多優勝を誇る東福岡に大金星を収めた。

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