初海外と、二刀流と、わが街のヒーローと。1回戦は大阪桐蔭、桐蔭学園、東福岡らが勝利|サニックスワールドラグビーユース交流大会2024

16:20/スタジアム

プールD
ジェスイット ハイスクール(アメリカ)3-54 東福岡高等学校(福岡)

ジェスイット ハイスクール(アメリカ)

大会初出場国であるアメリカからは、カリフォルニア州北部・サクラメントに校舎を構えるジェスイット ハイスクールが参加している。

アメリカでは毎年、クラブチームと高校チームに分かれたナショナルインビテーショナルトーナメントが行われており、同校は過去9度の優勝を誇る。

昨年は準優勝に終わったが、優勝校の辞退によりワールドユースへの出場権を獲得した。

部員数は30名。

ほとんどの選手が高校からラグビーを始め、また5月から11月までの秋シーズンはアメリカンフットボールをプレーする二刀流。中にはNFLのドラフトにかかった選手もいるそうだが、ゆえに今回、当該選手は日本にはやってきていない。

同校がラグビーに費やす時間は、1月から5月までの春シーズンのみ。

それでもこれまでに、およそ10人のアメリカ代表選手を輩出している名門校だ。

「日本は1年間ラグビーだけをプレーして、1日3時間も練習すると聞いています。だから今回の大会では、僕たちも戦えるんだ、という所をお見せできればと思います」と話すは、アンドリュー・アコスタ ヘッドコーチ。

第1日目には、昨年同大会準優勝の地元・東福岡と対戦。

トライこそ奪うことはできなかったが、ペナルティゴールで獲得した3点を自信に、大会2日目・國學院栃木戦にチャレンジする。

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東福岡高校

藤田雄一郎監督に今大会の目標を問うと、一言。

「世界制覇」

いつ何時も、どんな大会であってもチャンピオントロフィーを目指すのが東福岡高校だ。

昨年のチームが、ここグローバルアリーナでチームレベルを一段上げたように、今年も強度高いゲームを5試合できることを喜ぶ。

1日目は、初出場のアメリカチームとの対戦。

試合序盤こそミスが続き、思うように引き離すことはできなかったが、次第にラインアウトモールを起点としトライを奪うと、少しずつ笑顔が増えた。

開会式では「Our Local HERO(地元のヒーロー)」と紹介された東福岡。

多くの子どもたちにとって、ヒーローとなる1週間が始まった。

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