14:40／スタジアム
プールB
マハトマ ガンジーメモリアル スクール（フィジー）83-0 チュンブク ハイスクール（韓国）
14:40／フィールドA
プールB
桐蔭学園高等学校（神奈川）30-14 御所実業高等学校（奈良）
桐蔭学園
ラグビープレイヤーとして世界一に挑戦できる、またとないチャンスが巡ってきた。
予選リーグで全勝し「世界一を目指せる切符を取れたことは大きい」と喜んだのは、15番・古賀龍人バイスキャプテン。
各人が考えながらラグビーをするようになった、と今大会でのチームの成長を感じる。
「1人ひとりの意識が成長していると思います」
その最たるひとシーンが、後半最後にあらわれた。
この試合、同点以上で1位通過が決まったが、リードして迎えたノータイムでも、モールトライを狙った。
ノーホイッスルの笛が鳴る瞬間まで、自分たちの成長を求める『挑戦するマインド』をチームは有するようになった。
新チームが始まって以降、県大会より先の舞台では、まだ何もタイトルを獲得できていない桐蔭学園。
「全国選抜大会の時は、本当に何もなかった。ゼロです」
自分たちのやりたいことを作り始めたばかりで「ゼロに近い状態だった、1にも満たない状態だった」と古賀選手は振り返る。
だが、この1カ月で「最終的なゴールの2割地点ぐらい」まで伸ばしてきたと話す。
その伸ばした2割を武器に、背の高い選手に腕の長い選手、重たい選手、速い選手たちに挑戦している今大会。
「今の自分たちのスキルの何が通用して何が通用しないのか、を判断している」のだという。
チャレンジする中でも要所を締め、掴んだ予選リーグ1位通過。
世界一まで、あと2勝に迫った。
3日の対戦相手は、大会屈指のスタンドオフとフルバックを擁する、オーストラリアのセント オーガスティンズ カレッジ。
「ニュージーランドとオーストラリア、両方と対戦したい」と笑顔を見せた古賀選手。
世界を驚かす、チャレンジに出る。
