2度目の大学1年生。「ラグビーを辞めたいとは思わなかった」LO舛尾緑(立正大学1年)|U20日本代表

7月2日に開幕した、ワールドラグビーU20トロフィー2024(~17日、スコットランド・エディンバラ)。

U20日本代表のLO舛尾緑選手(立正大学1年)は、2度目の大学1年生の夏をスコットランドで迎えている。

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2023年1月7日。

東福岡高校の3年生だった舛尾緑選手は、第102回全国高等学校ラグビーフットボール大会で優勝トロフィーを掲げた。

コロナ禍によりU17日本代表活動がなかったため、初めての桜のジャージーを第48期高校日本代表で、と目指したがメンバー入りならず。

「悔しかったです」

U20日本代表入りを目指して大学で頑張ろう、と切り替え、次のステージへと向かった。

2023年4月、帝京大学に入学した。

2023年5月14日。入学後わずか1ヵ月で、公式戦デビューも果たした。

春季大会・流通経済大学戦のことだった。

しかしその後、怪我をし戦列離脱。

夏合宿前まで、同大学のラグビー部で汗を流した。

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夏、地元・大分に帰省すると、家族とともに時間を過ごした。

9月。

帝京大学ラグビー部を退部する。

その後、様々な思いを巡らせたという。

「(東福岡高校の)藤田先生とも話をしました。いろんなことを考えました」

だが、ラグビーから離れようと思ったことはなかった。

離れたくなったことだって、なかった。

「ラグビーしかやってきてないし、他のことを考えたこともなかったです。ラグビーを辞めたい、とは思いませんでした」

舛尾選手には、ラグビーがあった。

11月。

東福岡高校との繋がりの中で、埼玉パナソニックワイルドナイツの練習に加わる機会を得た。

転機が訪れたのは3月。

U20日本代表候補と埼玉ワイルドナイツが練習試合を行うと、埼玉ワイルドナイツ側のメンバーとして試合に出場した。

そこで実力を認められ、U20日本代表・大久保直弥ヘッドコーチから声が掛かる。

3月末に行われた関西合宿から、晴れてU20日本代表候補としての活動がスタートした。

「嬉しかったです。もうU20は無理かな、と思っていました。だから、嬉しかった」


U20日本代表候補と埼玉ワイルドナイツの練習試合にて

2024年4月。

埼玉県熊谷市にホームグラウンドを構える、立正大学ラグビー部への進学が決まった。

4月上旬のJAPAN XVサモア遠征直前キャンプ参加、5月末のU20日本代表候補ニュージーランド遠征を経て、正式にU20日本代表入りを果たす。

与えられたポジションは、ロックにNo.8。

「U20トロフィーでは全勝したい」と意気込む。

「U20チャンピオンシップに上がりたいです。4試合、負けられない。絶対に勝つ」

自身の武器は、そのフィジカル。

高レベルの相手に対して、アタックでもディフェンスでもフィジカルを自信に立ち向かいたい、と誓った。

「初めての年代別日本代表をしっかりと楽しみながら、全勝してきます」

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ワールドラグビーU20トロフィー2024 大会スケジュール

【プールA戦】

  • 7月2日(火) 11:45KO(日本時間19:45) 105-20 vs U20ホンコン・チャイナ代表
  • 7月7日(日) 17:15KO(日本時間7月8日 1:15) vs U20サモア代表
  • 7月12日(金) 19:45KO(日本時間7月13日 3:45) vs U20スコットランド代表

【順位決定戦】

  • 7月17日(水)

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