だから熊谷でラグビーすることを選んだ【vol.4 アルカス熊谷】

こんなにラグビーを応援してくれる人がいる

ーーワールドカップを経て、モチベーションに変化はありましたか?

田坂「いままで話したことがなかった職場の方から、ラグビー見たよと声を掛けて頂くことが増えました。結果を出して色んな人に知ってもらうってこういうことなんだ、と実感しています。」

武田「アルカスでもアカデミーの生徒が増えましたし、選手たちの認知度が上がりました。自主練習中、通りがかった方に『アルカスの選手ですか?』と声を掛けられた選手もいたようです。」

ーーワールドカップ中、公家選手と田坂選手は熊谷のファンゾーンにも出演されました。

田坂「ものすごい熱気に包まれていましたね(笑)ラグビーを通してこんなにパワーを届けられるんだと知ったので、熊谷の地にチームを構える私たちはもっと頑張らなきゃ、と勇気をもらいました。」

公家「熊谷にはこんなにラグビーを応援してくれている人たちがいるんだ、と実感できたことが何より嬉しかったです。」

下段左から田坂選手、公家選手。パナソニック ワイルドナイツの選手たちとともに熊谷の一夜を盛り上げた。

80分+14分

ーーワイルドナイツが熊谷に移転します。

公家「熊谷ラグビー場の周辺整備にあたり、アルカスの事務所と活動拠点も熊谷スポーツ文化公園内に移転予定です。女子ラグビーの敷居が低くなる、アルカスを知ってもらうきっかけになるのではと期待しています。」

田坂「常にトップを走り続けるワイルドナイツから学ぶことはたくさんあると思います。熊谷の子どもたちにラグビーを広める活動など、一緒にできたらいいですね。」

武田「ワイルドナイツの試合時、ハーフタイムや試合の前後にアルカスの試合をやらせて欲しいですね。競技性からして、女子ラグビーからラグビーを好きになる人は少ないんですよ。大概、ラグビーを好きになる入口は男子15人制から。それは仕方のないことなので、我々は違う所に価値を置いていきたいな、と考えています。熊谷に行ったら、80分+14分。94分ワンパッケージで試合が観れるぞ、となったらラグビータウンらしいですよね。」

ーー熊谷で目指すチーム像は?

田坂「『誰からも愛されるチーム』をコンセプトにしています。熊谷といえばアルカスだよね、と言われるくらい、熊谷にとって光のような存在になりたいです。」

公家「熊谷を盛り上げるシンボル、っていうイメージかな。」

武田「アルカスがあるから人が集まるし女子ラグビーの人材も集まる。アルカスが熊谷にいてよかったね、と思ってもらえるチームを目指します。」

いい時も悪いときもずっと応援してくれる会社の人たちのためにも、頑張らなければと奮い立たされる。(田坂)

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