だから熊谷でラグビーすることを選んだ【vol.4 アルカス熊谷】

アルカス熊谷。

ラグビーが好きな方なら、一度は聞いたことがある名だろう。

正式名称「ARUKAS QUEEN KUMAGAYA WOMEN’S SEVENS RUGBY FOOTBALL CLUB」(以下、アルカス)は2014年に設立。
太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ総合優勝3回を誇る強豪女子セブンズチームだ。

名前の由来は、ラグビー日本代表の愛称である「桜・SAKURA」を反対から読んだもの。

桜の名所として知られる熊谷から世界へ羽ばたくための、次なる目標とは。

今シーズンから統括責任者 兼 ヘッドコーチを務める武田達也氏とキャプテンの公家明日香選手(HO)、埼玉県出身の田坂藍選手(セブンズではFW、15人制ではFB)に話を聞いた。

必需品は車のヘッドライト

ーー最近の困りごとを教えてください。

武田「普段は立正大学のグラウンドをお借りしているのですが、コロナ禍で使用が難しくなりました。なので最近は主に荒川の河川敷で練習しています。照明灯がないのが悩みで、夜は車のヘッドライトが頼りです。」

ーー昨年まで武田さんは、アルカスアカデミーのコーチでした。今年からトップチームのヘッドコーチになられた、と。

武田「そうです。選手のことは、リスペクトの意味も込めて苗字にさん付けで呼ぶようにしています。なあなあにならないように。

僕は15人制の選手だったので、セブンズのプレー経験がありません。練習メニューが全然違うので、勉強の毎日です。今日の練習はどうだったか、選手からフィードバックを貰いながら日々試行錯誤しています。緊急事態宣言中は、過去のアルカスの試合やHSBCワールドシリーズ セブンズシリーズを観て、セブンズにどっぷり浸かっていました。」

重要視しているのは、寄りの早さ。海外の選手がパワーで突破する部分を、日本人は一歩目の早さで補う。セブンズの魅力は、一歩の遅れが命取りになる状況判断。(武田)

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