【2020年シーズン】記憶に残る1ページ<大学生篇>

記憶に残るキャプテン

日本体育大学 玉置将也キャプテン

なぜ大学選手権に出なかった日体のキャプテンなのか。

理由は、記者会見での姿勢です。

高校・大学に関わらず、ラグビー部のキャプテンは全て素晴らしい方々ばかりです。ラグビーという競技の特性なのか、はたまた100人超のチームをまとめるリーダーシップが成せるものなのか。

一人残らず、全てのキャプテンに感情を揺さぶられるものがありました。

その中で個人的に一番驚いたのは、敗者として出席した試合後の記者会見にも関わらず、誠実に対応してくださった日本体育大学の玉置キャプテンの姿でした。

不器用ながらも懸命に感情を言葉にし、姿勢を崩すことなく手をグーに握り肩幅大に開いた膝の上に置き続ける。そして凛と真っすぐ前を見据える。

クローズドな記者会見という場だからこそ、背筋を伸ばした玉置キャプテンの姿を多くの方に知って頂きたい、と思ったのが一番の選出理由です。

日体大・田沼監督は、玉置キャプテンについてこう話します。

「後輩たちにもぜひ見習ってほしいキャプテン像。彼は私と同じように、決してラグビーの強豪校ではない高校から日体の門を叩いた。途中でポジションも変え、ロックとして活躍してくれた。今後はトップリーグに進むことになるが、本当にこれからが楽しみな選手。」

4月からはトップリーグで見られるであろう、玉置将也選手の姿勢にもぜひ、注目してみてください。

※追記:玉置選手がクボタスピアーズに加入することが1月20日、発表されました

1人のゲームチェンジャー 筑波大v日本体育大【関東大学対抗戦Aグループ 第7週】

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