キヤノン、チーム最多得点で勝利。NECは初勝利持ち越し|TL第7節<キヤノンvNEC>

80分の物語

キヤノン:赤ジャージ、NEC:青ジャージ

HISTORY of CANON Eagles

前節・日野戦が不成立となり、目指していた「4勝3敗、ラスト2週での勝ち点10」が手に入らなかったキヤノン。

田村キャプテン曰く「選手たちはすごい落ち込んだ」という。

だからこそ指揮官は「先週試合がキャンセルになってしまい残念だったが、その分選手たちが今日の入り20分、良いパフォーマンスを出してゲームをコントロールしてくれた」と喜んだ。


試合前、この日がキヤノンでのデビュー戦となったアマナキ・レレイ・マフィ選手に声を掛ける沢木監督。試合翌日が46歳の誕生日。バースデープレゼントとなる勝利を手にした

11トライを奪っての快勝。

71得点は、2012年にトップリーグ昇格を果たして以降、最多得点である。


4つのトライを決めた11番エスピー・マレー選手

今シーズンは、開幕戦でNTTドコモに逆転負けを喫し、苦しい序盤戦となった。

神戸製鋼との試合では、沢木監督から「コンタクトが嫌いなら違う競技をやればいい」と厳しい言葉が飛んだ程である。

第3節でもホーム大分でパナソニック相手に得点を奪えず敗れたが、ヤマハ戦で接戦を勝ち切ると息を吹き返した。

新しい指揮官の下、実践を戦う中でExciting & Quality Rugbyを定着させた。

キッカーへ水を運ぶ際、レフリーともコミュニケーションを取る佐々木隆道FWコーチ

最後のトップリーグ、リーグ戦最終節に爆発した攻撃力を強みに、プレーオフトーナメントではどこまで力を出し切れるか。

「チームがしっかり準備すること。自分たちを疑うことなく、継続的に成長すること。まだまだチャンスがあるので、これからにフォーカスしていきたい。(田村優キャプテン)」

ホワイトカンファレンス5位から、初めての頂上を目指す。

 田村キャプテンの左手首には、びっしりと戦術とおぼしきものが書かれていた


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