緊張感漂う日本代表。サンウルブズには「嚙ませ犬ではない」というエネルギー|キャプテンズラン

サンウルブズ

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沢木敬介コーチングコーディネーター

ジャパンがライオンズと対戦する。その準備のために、明日は重要なゲームになります。

質の高い、強度の高いラグビーをやっていかないといけないですが、チームに「噛ませ犬ではない」というエネルギーがしっかりある。サニーズ(サンウルブズ)の文化らしく、ボールを動かし見ていて楽しめる展開に持っていきたいと思います。

日本代表と戦えることにモチベーションもありますが、それよりもサンウルブズとして戦えることがサンウルブズ経験者にとって強い想いがあると思う。加えて、サンウルブズに参加したいと思っていた若い選手たちが何人もいる。特に長谷川(崚太)やバックス陣は強く持っていると思います。サンウルブズとして楽しみたいな、と思います。

U20以来久しぶりに会った選手もいますし、最初はビビッていたんじゃないですか(笑)みんな順調に成長してきて、将来のジャパンの軸になる選手がサンウルブズにも日本代表にもいる。みんな成長のためにハングリーに頑張っていますね。

サンウルブズで試合が出来ることが決まってから、自分の中で様々なオプションを考えながら、選手たちの力が最大限出るような組み立てをしてきました。

正直、ディフェンスはほとんどやっていません。今日のキャプテンズランで、スローで5分程合わせたぐらい。ある程度の決まり事があれば、選手たちのハードワークでカバーできるだろうし、殴り合いじゃないですけどアタックする姿勢が一人ひとり強いので。細かいミスも出ると思いますが、エネルギーあるプレーしてくれると思います。

エドワード・カーク キャプテン


絶大な信頼を置かれているカークキャプテン。コーチ陣と打ち合わせする姿も目立った

選手たちには、サンウルブズにはどんな文化があるかということを話してきました。

それは対応力です。たくさんの文化が集まって、サンウルブズに今いる選手に合ったラグビーをすること。コネクションと対応力が大事だと話しました。

明日は、サンウルブズとして6年間やってきたスタイルを出したいですね。サンウルブズのエキサイティングなラグビーを日本のラグビーに混ぜて、新しいスタイルを見せたいと思っています。

フレンドリーマッチに映るかもしれませんが、自分にとって明日はテストマッチです。怪我をしてサンウルブズのジャージを二度と着ることもないと思っていたので、嬉しく思います。まだ将来のことが何も決まっていないので、これが日本で最後のゲームになるかもしれない。そのことも踏まえて、明日は思いっきり楽しみたいと思います。

(明日のゲームメーカーが山沢拓也選手ということについて)彼は素晴らしい選手。やりたいことを自由にやっていいよ、と伝えたいと思います。各自がやりたいスタイルでプレーして、それにみんなで合わせる。それがサンウルブズです。

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長谷川崚太選手

サンウルブズで選ばれたからにはマインドを切り替え、100%コミットできるように気持ちの整理をしてきました。

明日の試合では持てる力を出し切る、それに尽きると思います。相手はワールドカップで成績を残したチーム。自分がどれだけ通用するかも楽しみですし、ボールキャリーで強みを見せたいです。

日本代表とサンウルブズでは、チームの雰囲気が全然違いますね。サンウルブズの方がみんな楽しんでいますし、自分自身も楽しみながらやれています。日本代表は緊張感があります。

ジェイミー・ジョセフHCと1対1のミーティングをして、自分の役割を明確にしてしっかりと遂行すること。ロックというポジションにおいて、ブレイクダウンの勝負やセットプレーの安定性で100%の仕事ができるように、と話をしました。海外のチームが狙ってくるブレイクダウンの精度をレベルアップをしていきたいと思います。

ディラン・ライリー選手

サンウルブズには、様々な国や場所から集まり、誰も仲間外れにしない文化があります。この数年でチームが作り上げてきた文化が伝わり、良い準備が出来ました。

別府での日本代表合宿では、素晴らしい選手たちと練習をして学ぶことがたくさんありました。初めて代表のキャンプに参加できて光栄です。明日は対戦相手となりますが、楽しみにしています。

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