日本大:黒ジャージ、中央:水白ジャージ
The Side of 日本大学
強くて、大きくて、速くて、上手い。
スペシャルな選手たちが躍動した。
プレイヤーオブザマッチを獲得した2番・井上風雅選手は、フランカー出身らしい巧みなフィールドプレーとリアクションの速さを武器に早い時間からこのゲームの主役となる。
ラインアウトモールから2つ、自らの個人技で駆け抜け押し込んだトライが1つ。前半23分には、ハットトリックを決めた。
170㎝/97㎏の大型ウイング・水間夢翔選手は、ラインアウトから展開された相手ボールをインターセプトすると、そのままインゴールに一直線。
相手ウイングが手を掛けるも、ビクともせずにグラウンディングした。
セットプレーの前にはFW陣とのコミュニケーションを欠かさないスクラムハーフの前川李蘭選手。
ラインアウト前には、そっとフッカーの頭に手を置く姿も印象的だ。
前半28分、プロップの山内開斗選手が相手選手を次々となぎ倒しながらゲインすると、キックパスから14番に繋がり、最後は飯田光紀キャプテン(7番)が日大4本目のトライ。
後半20分にはキャプテン自身がジャッカルを決めれば、ベンチからは「さすがキャプテン!」と声が飛ぶ。
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コロナ罹患者が出たため、8月に予定していた合宿へは行くことが出来なかった。
だからこそ、試合後は監督やキャプテンが「80分通して試合が出来たことに喜びを感じている」と口々に話す。
一方で前半は選手の集中力が持ったが、後半は夏に練習をし切れていない粗さが出た、とも言う。
「勝ったことが良薬になれば良い。(中野監督)」
メンタルフィットネスは、実践で積み重ねる。
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