桐蔭学園のスタンドオフとして。|桐蔭学園 矢崎由高選手インタビュー

2022年3月25日から熊谷ラグビー場で行われている第23回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会。

桐蔭学園は矢崎由高選手(10番)をスタンドオフで起用した。

スタンドオフとして挑んだ今大会、何を考えプレーし、何が足りないと思ったのか。

準決勝で報徳学園に敗れた後、話を聞いた。

 

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試合後インタビュー

――試合を振り返って
今大会の桐蔭のテーマは「前に出る」。準々決勝の東海大大阪仰星戦で良いイメージができ、今日もディフェンスを前に上げようと言っていたが、最初のアタックから前に出ることが出来なかった。

受け身となってしまい、リードをとられてしまった。

 

――なかなか攻め手がなかった
プレーメーカーとして、自分の未熟さが生んだ結果。桐蔭学園のスタンドとして、恥じるようなプレーをしてしまったと思っている。

 

――大会中、試合前やトライを取られた後の円陣で、人一番声を発する姿が見受けられた
まん延防止措置等の影響で、大会前に充分な練習時間が確保できなかった。

自分たちが目指していたラグビーには程遠い、出来ることが少ないチーム。

だからトライを取られた後には、出来なかったことを一つだけ、「なんで?」ではなく「何が出来なかったか」を明確にした。

自分たちには何が出来るのか、そこで何を切り捨てなければならないのか、考えみんなに話をした。

 

――その役目を矢崎選手が担った
自分が一番周りを見ているし、周りの選手よりも少しだけ経験値が上。だから自分がその役割をしなければならない、という自覚があった。

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――今日はあまり自分で走らなかった
自分の中でそんな余裕がなかった。10番の役割をすることでいっぱいいっぱいになってしまった。

自分のキャパシティーの小ささが大問題。

キャッチ・パス・キックは目をつぶっても出来るくらい完成させ、自分の中で余裕がある状態を作っていきたい。

 

――冬に向けてこれから何をしなければならないか
去年の先輩たちに続き、何も達成できなかった。

チームとしては、ゼロベースで、全てがフラット。今日も接点の部分で負けていたので、一から体作りをし、今年こそ冬には口だけではなく体現出来るようなチームになることを重視していきたい。

プレーメーカーとしては、もっと自分の中での経験値を積むこと。そしてどういう時にどういうアタックをするか、イメージをし、もっとチームを上から見渡せるようなプレーメーカーになりたい。

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