試合冒頭、佐賀工業ボールでのラインアウト。
自陣22mで組まれたモールを、川越東は微動だにさせなかった。
佐賀工業が伝統とするモールを、止めた。
しかし相手は全国常連校。すぐにバックスに展開され、トライを決められる。
だが重要なのは、佐賀工業のモールを止めた、という事実。
FWコーチによる特訓が、花開いた。
前半23分には、川越東15番・土居泰介キャプテンがハーフウェー付近で気持ちの良いラインブレイクから、相手選手を複数人倒しながら走り切ってトライを奪う。
土居キャプテン自身がコンバージョンゴールも成功させ、7点を追加。
21-7と、14点差に詰めた。
1本取った。
しかしそれが逆に、佐賀工業の着火剤にもなった。
「伝統校の厳しさを肌で味わいました。」そう話したのは、川越東・望月雅之監督。
結局、佐賀工業には60分間で12のトライを許す。
翌日のコンソレーションでは「たくさんアタックして、たくさんトライを取れればいいな、と思います。」
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その言葉通り、26日の敗者戦では勿来工業を相手に56‐7と快勝。
春、冬あわせて全国大会初の勝利を手にした。
「この経験を関東大会へと繋げていきたいですね。(望月監督)」
1回戦で佐賀工業に与えたトライは、全部で12。
この11トライ差をどのように埋めるかが、今年の川越東のテーマとなる。
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