試合展開
筑波ボールでキックオフすると、ロングキックの蹴り合いが続く。
何度かの往復を繰り返した後、インゴール近くまで蹴り込まれた筑波は、蹴り返さずボールを持って快速ウイングがアタックすることを選択した。
しかし寄りが早かったのは慶應。ブレイクダウンでターンオーバーすると、一気にトライを取り切った。
前半4分、昨年度のキャプテンナンバーを引き継いだ2番・中山大暉選手がトライ。10番・永山淳選手のコンバージョンゴールも成功し、7点を先制する。
前半の前半、いわゆるファーストクオーターは慶應の時間が続く。
ブレイクダウンでのジャッカル2連発。
そのうちの1本を決めたHO中山選手は「今日の試合フォーカスしたポイントがブレイクダウン。その中で1つジャッカルを決められたことは良かった」と落ち着きながら話した。
自らのスタイルを見つけ出し、慶應ラグビーに合ったフッカーとして活躍していきたい(慶應2番・中山大暉選手)
しかしブレイクダウンで筑波にターンオーバーを許すと、前半17分、今度は筑波の2番・肥田晃季選手がラインアウトモールからトライを決める。
14番・髙田賢臣選手のコンバージョンゴールも成功し、筑波は7-7の同点に追いついた。
セカンドクオーターは、取られたら取り返す展開に。
前半24分には慶應がラインアウトから攻撃を仕掛け、大外で11番・佐々仁悟選手がトライ。
続く30分には、今度は筑波が敵陣22mでのスクラムからのアタックで9番・松井翔選手がトライ。
取られたらそのままでは終われない慶應、試合終了間際にもマイボールスクラムからNo.8髙武俊輔選手のオフロードを受け取った9番・小城大和が持ち込み、トライ。
前半を14-17と慶應の3点リードで折り返した。