10月10日、埼玉県・熊谷ラグビー場で第102回全国高等学校ラグビーフットボール大会埼玉県予選の3回戦が行われ、ベスト8が出揃った。
昌平(A1シード)×川越工業
前半4分、ファーストスクラムから先制トライを奪ったのは昌平。
そのまま勢いよく15トライを奪えば、第1シードの貫禄を見せ103-5で勝利を収めた。
初戦の堅さも見られたが、3連覇に向け幸先の良い出足を見せた昌平
1トライ返し喜ぶ川越工業
川越東(A3シード)×進修館
定期考査のスケジュールもあり、登録メンバーは全て3年生で構成した川越東。
3年生だけで試合を行える最後の60分間を目一杯楽しんだ川越東が、奪っては15トライ、守ってはノートライに抑え、103-0でベスト8に進出した。
毎トライを笑顔で祝福した川越東陣
最後まで「出し切ろう!」と声を出し続けた進修館
熊谷×本庄第一(B8シード)
前半は5-0。
後半に両チームが1トライずつ重ねるロースコアゲームを制したのは、熊谷。
第8シードの本庄第一を破り、ベスト8入りを決めた。
常に敵陣でゲームを展開した熊谷
一瞬のチャンスを逃さない強さを見せた本庄第一。3年生部員は1人のみ、キャプテンも2年生が務めた
早大本庄×城西川越(B6シード)
前半は早大本庄が3トライ3ゴールで21-0とリード。
しかしハーフタイムに修正し戦術を変更した城西川越が後半4トライを奪い返し、逆転に成功。
21-24で城西川越が大逆転勝利を収めた。
チームとしての団結力を見せた城西川越
早大本庄の気合いが前半のスコアに繋がった
浦和(B5シード)×所沢北
主力選手を怪我で欠いた所沢北。
浦和が徐々にブレイクする回数を増やすと、最終スコアは43-0。
浦和が準々決勝進出を果たした。
セブンズでの屈辱を晴らし、トライを量産した浦和
「あそこ行くんだろ?」と熊谷ラグビー場Aグラウンドを指差しながら仲間を鼓舞し続けた所沢北・萩野谷直哉キャプテン
慶應志木(B7シード)×立教新座
「慶應志木に勝利を」と全員が明確にターゲットを置いて挑んだ立教新座。
前半から立教新座が試合を優位に進めると、そのままリードを守り切り8-32。
第7シードの慶應志木を破って、熊谷ラグビー場Aグラウンド行きを決めた。
慶應志木からの勝利は3年間で初めて
試合後は涙に暮れた慶應志木陣
正智深谷×深谷(A4シード)
前半は5-14と深谷が9点のリード。
後半30分間のスコアは26-21と正智深谷が巻き返すが、しかし前半に得たリードを守りきった深谷が33-35と2点差での勝利を収めた。
「トーナメントは1点差でも勝つことが大事」と深谷・山田監督は試合前に伝えていた
試合終了のホイッスルとともに泣き崩れた正智深谷
春日部×熊谷工業(A2シード)
前半6分のファーストトライから主導権を握った熊谷工業。
春日部が後半23分に1トライを返すが、熊谷工業がセーフティーリードを守り切り7-58で勝利を手にした。
フォワードとバックスの走力が融合した熊谷工業
後半1トライ返し喜ぶ春日部フィフティーン