試合概要
関東大学リーグ戦1部 第4週
【対戦カード】
立正大学×大東文化大学
【日時】
2022年10月16日(日)11:30キックオフ
【場所】
セナリオハウスフィールド三郷
試合結果
立正大学 41 – 35 大東文化大学
立正大学は練習グラウンドを埼玉県の熊谷市に、大東文化は東松山市に構える、いわば『埼玉ダービー』。
先にスコアを動かしたのは大東文化だった。
ラインアウトからモールを組み、2番・西林勇登選手が押し込む。前半6分、大東文化が7点を先制した。
しかし続くキックオフリスタートから立正は攻撃を繋げると、ラックサイドを突いた9番・中森隆太選手がポール下に飛び込む。
大東文化の先制からわずか2分後、ゲームを振り出しに戻した。
「0-0、ここから!」「落ちちゃダメだよ!」と最後尾から仲間に声を掛けるは、大東文化・青木拓己キャプテン。
開幕から2戦を教育実習で不在にしていたが、声とプレーでチームを引っ張るフルバックが帰ってきた。
ジャッカルに入った4番・佐々木柚樹のもとへ駆け寄る青木キャプテン
キックでエリア取りの時間が続くと、50:22を決めるは大東文化。
ラインアウトモールから再びHO西林選手がトライを狙うが、ここはグラウンディングできず。
「慌てんでいいから、丁寧にいこ!」と青木キャプテンの声が掛かると、一つひとつボールを繋ぎ最後は11番・小田嶋生吹選手が右隅でボールを地面につけた。
前半40分、大東文化がリードを9点に広げる。
しかしその直後、スクラムで2つ目のアーリーエンゲージが取られるとペナルティに。
立正は距離のある中央からPGを選択すれば、10番・吉永崚バイスキャプテンが落ち着いて沈めた。
立正が1トライ1ゴールで逆転可能な点差に詰め、前半を折り返した。
前半16分、立正No.8ユアン・ウィルソン選手がトライ
後半は風上に立った立正がトライを畳み掛ける。
後半5分、12分、16分、23分と4連続トライ。
一気に逆転し、41-21。20点差まで広げた。
一方の大東文化は、なかなかエリアが取れず苦しむ。
反撃の口火を切るは、後半30分。ラインアウトモールから展開した先でいくつか縦に当たりながら、最後は10番・落和史バイスキャプテンが押し込んだ。
試合最終盤、敵陣で攻め立てる大東文化。
立正は堪らずペナルティを重ねてしまい、反則の繰り返しによって後半44分、2番・陣内源斗キャプテンにシンビン制度が適用される。
直後、No.8サイモニ・ヴニランギ選手が押し込みトライ。41-35。6点差まで詰めた。
しかし大東文化の反撃及ばず、ノーサイド。
守り切った立正が通算成績2勝2敗で勝ち点を9に伸ばし、大東文化は1勝3敗の勝ち点6とした。