涙の早慶戦。100回目の早慶戦｜早稲田×慶應義塾｜関東大学ラグビー 対抗戦Aグループ

100度目のキックオフを迎えた早慶戦。27,609人が詰めかけた一戦は、思わぬ大差がついた。

最初のスコアは前半4分。

キックゲームから早稲田が敵陣に入ると、ラックからの球出しを受けた15番・伊藤大祐キャプテンは11番・矢崎由高選手へと繋ぎ、5番・池本大喜選手が内に返せば、9番・島本陽太選手が飛び込んだ。

12番・野中健吾選手のコンバージョンゴールも成功し、早稲田が7点を先制する。

前半10分にはラインアウトモールから6番・安恒直人選手が追加点。

前半20分には敵陣22m付近でのスクラムから展開し、FB伊藤キャプテンが左ウインガーを残した状態で縦に走り切った。

ファーストクオーターで早稲田が主導権を握る。

これ以上離されたくない慶應義塾は、前半23分、10番・山田響バイスキャプテンが自ら蹴り込んだ裏へのキックボールを拾い上げ、そのままトライ。

前半34分にはゴール前で徹底したFW戦から、最後は2番・中山大暉選手が押し込んだ。

21－14、早慶戦らしい試合展開を見せる。

しかし前半終了間際に早稲田がラインアウトモールから2番・佐藤健次選手がトライ。

28－14で最初の40分を折り返した。

後半巻き返したい慶應義塾だったが、後半も先制したのは早稲田。

FB伊藤キャプテンがフェアキャッチすると、クイックスタートを切りディフェンスラインを押し下げる。そのままHO佐藤選手にボールを繋げば、およそ30mのビッグゲイン。最後は後方から全力疾走してきた11番・矢崎選手に繋ぎ、左隅に飛び込んだ。