15:00/スタジアム
プールD
サウスランド ボーイズ ハイスクール(ニュージーランド)39-24 國學院大學栃木高等学校(栃木)
國學院栃木高校
鉄壁のコクトチディフェンスも、ニュージーランド王者を前に「本来であれば止まる所が止まらなかった印象」と話すは、今大会の監督を務める吉岡航太郎氏。
それでも常にダブルタックルを見舞い続ける。タッチライン際では相手を押し出す好タックルを、笹本直希キャプテンが決めた。
「このディフェンスレベルが、今はコクトチのスタンダードになりました。いかに次の武器を獲得するか、という1年間になると思う」と吉岡監督は話す。
「アタックをデザインする上で大切なのは、臨機応変さ。常に頭を回転させながらプレーする必要があります。選手たちのその場その場での判断力を身に着けていかないと、アタック力は向上しない。だから今大会のテーマは、選手たちに考えさせて、アタックをデザインさせること」
だがこの日は「そもそもアタックができなかった」と、対戦相手を讃えた。
局面を打開し、苦しい状況を一変させたのは2年生CTBの福田恒秀道選手だった。
グラウンド中央でボールを持つと、緩急をつけたステップで相手ディフェンスをかいくぐり、一気にゴール前へ。そのままトライを決めた。
「試合開始直後から『通用しない』という感じは受けませんでした。だから思い切って、自分がボールを持って抜きにいく鉄板のサインにチャレンジしました」
チームとして苦しい状況に陥っていたその壁を、自らの足と判断力で切り崩した。
「トライを取れて、嬉しいです」
会場の雰囲気も観客も、いつもとは大きく異なる国際大会。
相手もレフリーも言葉は通じないが、「日本人相手では得られないような楽しさがあった」と笑顔を見せた。
15:00/フィールドB
プールC
ジェングオ ハイスクール(中華台北)0-33 東海大学付属相模高等学校(神奈川)