関東大学ラグビー、秋シーズンが幕を上げた。
並み居る上級生たちとのポジション争いに勝ち、出場機会を掴む猛者はどれほど現れるだろうか。
注目のルーキーたちを、関東大学対抗戦Aグループ、リーグ戦1部からそれぞれピックアップする。
帝京大学
福田大和/FL
高校2年・3年の半年ずつをニュージーランドのオークランドで過ごした。
高校3年次にはセントピーターズカレッジのファーストフィフティーンに名を連ね続けると同時に、中部大春日丘高校でも主将を務め上げる。
コミュニケーション力の高いその姿に、中部大春日丘高校の宮地真監督は「こんな選手、2度と現れないから良く学んでおくように」と後輩たちへ伝えていたほど。
フィジカルとスキルは世代随一。高校日本代表。
佐藤楓斗/CTB
尾道高校出身。3年生の時にはキャプテン職を担った。
高校日本代表としても13番で2試合に先発。
春季大会では4試合で先発出場し、帝京大学でのラグビー経験を積んだ上で初めての秋シーズンを迎える。
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坪根章晃/LO
東福岡高校出身、高校日本代表。
U19イタリア代表との試合では2試合とも先発を務めた。
帝京大学に入学後は、春季大会で早くも3試合に先発。
並み居る強フィジカルな先輩ロック陣に、秋も割り込めるか。
明治大学
萩井耀司/SO
桐蔭学園高校出身、高校日本代表。
ヘッドキャップは、高校時代に先輩から譲り受けた他校のものが「頭にフィットする」と愛用中。
日本一を達成した桐蔭学園のヘッドキャップは、3年間の思い出とともに大切に保管しているそうだ。
明治大学入学後、最初の大会となった東日本セブンズでは補欠メンバーとしてチームのサポートについた。それが「悔しかった」と、春シーズンの原動力に。
春季大会ではなんと、4試合で紫紺の10番を背負った。パス捌きが最大の武器。
『15 ALIVE』を掲げる明治、2人のルーキーが活躍。法政は『超戦』の日々へ|明治×法政|第13回関東大学ラグビー春季交流大会
白井瑛人/CTB
桐蔭学園高校出身、高校日本代表。
飛び級で今年のU20日本代表に入った、唯一のバックス選手。
最終・U20ウルグアイ戦では先発出場し、フル出場。勝利に大きく貢献した。
強気なボールキャリーが持ち味。
早稲田大学
城央祐/FL
昨季の花園優勝キャプテンであり、高校日本代表キャプテン。
接点の強さと判断力に定評がある。
高校時代はNo.8、早稲田大学入学後はフランカーを務めることも多い。
ブレない気持ちの高位安定が強み。
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服部亮太/SO
高校2年から佐賀工業の10番を務め、最上級生の時には花園ベスト4。
高校日本代表としてU19イタリア代表と対戦時には、フルバックについた。
そのイタリア遠征で負傷し、この春はリハビリが続いたが、夏の菅平合宿で実践復帰。Cチームからスタートし、秋は間違いなくAチームに絡む選手。
植木太一/FB
関東学院六浦高校を2022年3月に卒業すると、2年の浪人生活を送った。
モチベーションは、ただ一つ。
「ワセダでラグビーがしたい」
今年の新人早明戦では、2年のブランクがあったとは思えないキレを何度も見せ、夏合宿ではAチームに絡んだ。
快足と体の強さを武器に、対抗戦初出場なるか。
筑波大学
茨木海斗/PR
東福岡高校出身。2年生の頃から全国大会の舞台に立った、パワフルなプロップ。
兄は同大学3年生の茨木颯。
春季大会では3試合で3番をつけ、早速頭角を現した。
華麗な身のこなしと無邪気な笑顔が魅力。スローガンの「よっしゃあ」が最近の口ぐせ。
中森真翔/LO・No.8
桐蔭学園高校出身、高校日本代表。
エッジに強く、また走力も申し分ない。
花園ではロックが主戦場だったが、大学入学後はNo.8での出場経験も有する。
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井上達木/SH・SO
佐賀工業高校出身、高校日本代表。正確なキック力が持ち味。
スクラムハーフ、スタンドオフ、フルバックをこなすユーティリティプレイヤー。
どのポジションでAチームに絡むかが要注目。
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慶應義塾大学
小野澤謙真/FB
静岡聖光学院高校出身、高校日本代表。
エディー・ジョーンズ日本代表HCが推進する、ジャパン・トレーニング・スコッドのメンバーの1人。
今夏、日本代表の菅平合宿にも召集された期待の若手プレイヤー。
中野誠章/FL
桐蔭学園高校でバイスキャプテンを務めた中野選手。
高校時代はロックだったが、慶應義塾大学での主戦場はフランカー。
プレーも気持ちも強い。
立教大学
村上有志/CTB・WTB
東福岡高校出身。
体幹の強さと足の速さでグラウンドを駆け回る。
高校時代はセンターでの出場が続いたが、立教大学入学後の公式戦では全てウイングを務める。
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高尾将太/LO
埼玉県・川越東高校出身。同校史上初となる埼玉県4冠を達成したキャプテン。
安定したプレーが何よりもの魅力。
高校時代はフランカー、立教大学ではロックが主戦場に。
青山学院大学
松崎天晴/FL
東福岡高校出身、高校日本代表。
Mr.ジャッカラーで、元気印。
松崎選手の声がバロメーター。
日本体育大学
中川内優太/No.8
佐賀工業高校出身。
U17九州ブロック代表を有するNo.8。
春季大会では成蹊大学戦で公式戦デビューを飾った。
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