だから熊谷でラグビーすることを選んだ【vol.1 田留家】

フランス、日本、NZ、ウェールズ

ーーお兄ちゃんたちの夢は、ラグビー選手になることなんですよね。どんな選手になりたいですか?

長男・源太郎「ぼくはフランスの大学に行きたいと思っています。ワールドカップでフランスvウェールズの準々決勝を観て、大きいのにパワープレーじゃない、フランスの器用なプレースタイルに憧れました。フランスに行ったら、今よりも強くなれると思ったんです。」

父「初めて聞きました・・・父としては、これから大変ですね(笑)」

次男・継ノ介「ニュージーランドに行きたい、けど山沢拓也選手が好きだからパナソニック ワイルドナイツにも入りたい。」

三男・長門「僕はウェールズ代表になりたいです!アラン・ウィン・ジョーンズや、ウェールズのプレーが好きなので。」

四男・宗谷「僕もウェールズが好き。今日は一番好きなカーディフ・ブルーズのジャージを着てきました。」

父「妻がウェールズのカーディフ大学に通っていたので、ウェールズが身近な存在なのかもしれないですね(笑)」


南アのダミアン・デアリエンディみたいなCTBになりたい。休校中は、グーグルアースで世界中のラグビースタジアムを巡った。(長男・源太郎くん)

ーー最後に、熊谷へ移転するパナソニック ワイルドナイツへの期待をお聞かせください。

父「熊谷ワイルドナイツになることを期待しています!埼玉西武ライオンズのように、優勝したら優勝パレードをして、お店では優勝セールがある。そんな街の姿を望んでいます。」

長男・源太郎「ワイルドナイツが強くなったら、もっとラグビーが一般人に近くなると思う。地域に根差したチームになることを、楽しみにしています。」


熊谷での試合、雨が降らないように・・・とテルテル坊主を作った。セクストンのようなスタンドオフになりたい。(三男・長門)

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ラグビー最高!

純粋に、真っすぐに、ラグビーが大好きなことが伝わってくる素敵なご家族、田留一家。

実はラグビーだけでなくサッカーや器械体操、キャンプにスキーと、様々な経験を積んでいる。最終的に彼らが選んだ競技がラグビーであることを、感謝せずにはいられない。

熊谷に引っ越して以降、家の近くにある公園で週に2回、仲間を募って放課後ラグビーを始めた。

ワールドカップが終わってからというもの、参加者も増え、今では毎日のようにラグビーをするようになったそうだ。

外国人ファンがラグビーの楽しみ方を田留4兄弟に教えてくれたように、彼らもまた、彼らの友達にラグビーの楽しさを伝えている。

好きこそものの上手なれ。

楕円球を追いかける彼らの弾けんばかりの笑顔は、夢を掴み取る原動力になる。


ワールドカップは家族全員で計7試合観戦。熊谷とワイルドナイツには、トップリーグと自治体がコラボレーションした一番最初の成功例になってほしい。(父・晋吉さん)

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