日体の前に出るDFで前半ドローも、最後は日大が引き離す|第58回全国大学ラグビーフットボール選手権大会 4回戦|日本 × 日本体育

The Side of 日本体育大学

試合開始早々、2本連続でトライを取られた。

しかし1本のスクラムペナルティから、反撃が始まった。

11番クリスチャン ・ラウイ選手が左サイドで複数の相手選手を交わしトライを奪うと、その3分後には再び、ボックスキックを拾い上げトライ。

「いけるいける!ディフェンス我慢!」

チームの士気が一気に上がった。

ペナルティを吹かれれば

「バックバック!」

「ノーペナノーペナ!」

「やってきたこと!」

危険の芽は自らで摘む声掛けが、至る所から聞こえていた。

日本体育大学が13年ぶりの大学選手権出場を果たしたきっかけは、シーズン前にさかのぼる。

4年生だけで何回も話し合い『ベスト4』という目標を、自分たちで打ち立てた。

「例年だったらリーダー陣やスタッフが決める所、今年は4年生たちが目標を決めることが出来た。だからこそ4年生が最後までこだわってやり続けることが出来た」と髙橋泰地キャプテンはいう。


自陣22mでのスクラムでペナルティを獲得すると、雄叫びを上げた日体

ノンメンバーたちがディフェンスラインの穴を指摘し、危険を未然に防ぐ。

それに呼応するように、ピッチに立つ選手たちも自分たちの存在を方々で知らしめる。

しかし、体を当て続けていた選手たちは後半になるとあちらこちらで痛み、足を攣る姿が散見されるようになる。

後半14分。

自陣でのスクラムでペナルティを獲得しても、前半のように感情を露にすることのなかったフィールド上の選手たち。

だから選手席から飛ばされた「もっと喜べ」の声。

その直後、相手のパスが乱れた隙をついて敵陣深くに蹴り込めば、敵陣5mでペナルティを獲得した。

「スクラム出来るよ!」

「いつも通り、横とのまとまり!」

後半18分、フォワードで粘ったラックから出されたボールは、大外の14番・鈴木颯選手にしっかりと繋がり、きれいなトライとなった。

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しかしその後、幾度かチャンスメイクをするもゴールラインは割れず。

ベンチメンバー全員が入れ替わる、総力戦となった。

足がもつれ、こぼれたボールを拾うのも難しい時間帯に入ってしまう。

「日体!」

「ここだぞ!頑張れ!日体!」

しかし、3トライ差となる、ダメ押しのトライを奪われてしまう。

「前に出るディフェンスにこだわって、この3週間やってきた。選手たちは最後まで出し続けてくれたと思う。選手たちを誇りに思います。(湯浅監督)」

13大会ぶりの大学選手権は、確実に大きな一歩となった。

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