春、開幕。慶應義塾125代主将は中山大暉「ついにやらなければいけない時がきた」立教・伊藤主将も「立教プライドを取り戻す」|慶應義塾×立教|第13回関東大学ラグビー春季交流大会

立教

立教大学体育会ラグビー部 第101代主将を務めるは、SH伊藤光希選手。

シーズン初めに行われた4年生だけのミーティングの場で、立候補した。

「1年生の時から試合に出場させてもらっていましたが、なかなか勝てない立教を経験してきました。自分が主将としてチームを引っ張って、強い立教を取り戻したかった」

立教プライドを取り戻す、その先頭に立ちたかった。

その覚悟を現したのが、自身の肉体改造。

昨年の対抗戦時と比べ、7㎏増量した。もちろん、走力含めたパフォーマンスは落ちていない。


八王子ラグビースクール時代以来となるキャプテン職。「歴代の先輩方にアドバイスをもらいながら、キャプテンとしての在り方を春に模索したい」

スポンサーリンク

今季のスローガンは『BLOOM』に決まった。

咲く、という意味を持つ。

1年次のスローガンは『EXCEED(超える)』。

2年次には『一歩』、3年で『BEAT』。

超え、踏み出し、壁を壊した今年は、大輪の花を咲かせる。

これまでの3年間を無駄にせず肥やしにしたい、そんな願いを込めた。

昨年、創部100周年を迎えた立教。101年目の始まりのゲームでテーマに掲げたのは、チャレンジすることだった。

「慶應義塾さんは、大学選手権を目指す上で、絶対に勝たなければいけない相手。セットアップやブレイクダウンへの寄りの早さ、など細かな部分で慶應義塾さんの方が何枚も上手でした。これが大学選手権に毎年出場しているチームとの差なのかな、って」

結実の1年。

一つでも多くの笑顔を咲かせるべく、チャレンジの日々がスタートした。


後半5分のトライは、4年生の安食龍之介選手

スポンサーリンク

花園で思い出した『がむしゃら』さ

この日、13番で先発出場したのは4年生の江田優太選手。

後半30分にはハーフウェー付近でこぼれ球を拾うと、およそ50mを一人走り抜きチームに4トライ目をもたらした。

「スタメンを死守しないといけない」と、サイズアップに取り組んだ春。

昨季の終わりから4㎏増量し、90kgに到達したフィジカルは大きな武器になった。

さかのぼること4か月。

2023年末、江田選手は大阪・花園ラグビー場にいた。

プレイヤーとしてではなく、母校・川越東高校の2度目の花園出場を支えるため、自ら志願しスポットコーチとして帯同したのだ。

「選手ではない視点からラグビーを見たことで、多角的に捉えられるようになりました。高校生の頃の『がむしゃらな姿勢』も思い出すことができた。最近は『誰よりも、がむしゃらに』とラグビーに取り組んでいます」

高校の後輩・高尾将太選手(1年生)もチームメイトになった。

早くもファーストジャージーデビューを果たした後輩について「切磋琢磨できるイイ奴。まだまだですが、一緒に対抗戦に出場できるように」と愛情深く表現した。

スポンサーリンク

今年は4年生が少ない。

プレイヤー数は10人にも満たず、この日先発を務めた4年生も、15人中4人だけ。

だからこそ学年関係なく仲が良いことを強みだ。

1年生ながら先発を務めた11番・村上有志選手がビッグゲインを見せると、駆け寄り肩を抱いた江田選手。

4年生たちが周囲に気を配る、そんな姿が今年は数多く見られることだろう。

スポンサーリンク