姉妹都市の縁。サウスランド ボーイズ ハイスクールが熊谷で立正大学との合同練習を実施

4月28日から5月5日まで、福岡県宗像市で行われた、サニックスワールドラグビーユース交流大会2024。

昨年度のニュージーランド高校王者であるサウスランド ボーイズ ハイスクール(以下、SBHS)は、同大会を4位で終えると、埼玉県熊谷市へとやってきた。

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SBHSは、ニュージーランド南島の最南端に位置するインバーカーギル市に校舎を構える。

インバーカーギル市と熊谷市は姉妹都市。令和5年には調印30周年を迎えたほどの長い付き合いを有するため、サニックスワールドユース大会後の熊谷市訪問が実現した。

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熊谷市での滞在は5日間にわたった。

市内観光や埼玉パナソニックワイルドナイツの施設見学、また兄弟校である埼玉県立熊谷高等学校との交流など、様々な文化交流を図る。

加えて5月9日(木)には、熊谷市にある立正大学1年生チームととの合同練習を実施。

およそ1時間にわたって行われた練習では、両チームが汗を流した。

立正大学1年生チームのまとめ役を務めたのは、ニュージーランド・セントビーズカレッジへの留学経験を有する渡邉大樹選手(桐生第一高校出身)。

「ニュージーランドに行った時のことを思い出した。言語やプレースタイルの違う相手とラグビーができて楽しかった」と充実した表情を見せる。
またSBHSのNo.8トーマス・スペイン選手は、身長192cm、体重103kgの体格ながら繊細な動きを見せた。
大学生にも当たり負けせず、体を一歩前に出してから器用にボールを大外に運ぶハンドリングスキルは目を引いた。

数年前まではバックスだったというスペイン選手
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練習後にはアフターマッチファンクションも行われ、笑顔の中ジャパンツアーを締め括ったSBHSの選手たち。
サニックスワールドユースでは、連日ないしは1日おきに試合があった。ニュージーランド国内でのトーナメントとは異なる大会フォーマットに「朝起きたら筋肉痛でしたが、みんなで起き上がり続けました」と異なる文化にも適応した日々を振り返る。
また準決勝で対戦した大阪桐蔭とは、大会期間中最も仲良くなったチームだという。肌を合わせて戦ったあとには、爽やかな友情が育まれた。
日本滞在最終日には、東京ディズニーランドでのひとときを楽しんでから帰国したSBHS。
ハイランダーズを見て育った「小さい頃からの憧れ」の選手たちのように。
いつかはローカル、だけどグローバルなヒーローにと夢を描き、日本での18日間にわたる滞在を終えた。
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