だから熊谷でラグビーすることを選んだ【vol.1 田留家】

2019年9月24日、熊谷にラグビーワールドカップ2019がやってきた。

街中がお祭り騒ぎになる熊谷で、ひと際目立った家族がいる。

お揃いの日本代表ジャージをまとう日もあれば、それぞれが好きなチームのジャージを着ている日もある。
ラグビーが好きなお父様とお母様に育てられた男4人兄弟、田留ご一家だ。

実はこの家族、ラグビーが好きが転じて2年前に熊谷に移住してきたのだ。

熊谷でラグビーすることを選んだ理由を、田留一家に伺った。


左から 田留宗谷くん(四男)、晋吉さん(父)、長門くん(三男)、源太郎くん(長男)、継ノ介くん(次男)。それぞれお気に入りのジャージを着ている。

ラグビーがしたくて熊谷に

ーー熊谷に引っ越した理由を教えてください。

父「熊谷に来る前は、千葉県に住んでいました。住んでいたエリアはベッドタウンで、公園でのボール遊びが禁止されたり、校庭に新校舎が建ち体育の授業が外で出来なくなったり。子どもたちが外で自由に遊べなくなりました。

そんな時、深谷トリニタス(小学生向けのラグビースクール)の監督がご自宅の一部をラグビー場にされたことをニュースで知り、なんて人がいるんだと。ちょうど、子どもたちが中学でもラグビーを続けるために、ラグビー部のある地域を探していたタイミングだったんですよね。そこで、中学校にラグビー部があって深谷トリニタスにも通える、熊谷に白羽の矢が立って。2018年5月に、熊谷へ引っ越してきました。僕だけ仕事があるので千葉県に単身赴任中です。」


各クラスにドッジボールやサッカーボール、ラグビーボールが配られているので、休み時間にラグビーで遊べる。熊谷に来てよかった。(次男・継ノ介くん)

ーーラグビーがしたくて熊谷に越した、と。

父「そうです。転勤族なのですが、千葉県に引っ越した時に上の子3人をラグビースクールに入れたんですよ。僕自身も小学生の時にラグビーをしていたのですが、中学校にラグビー部がなくてできなかった。子どもたちにはそういう思いをさせたくないな、と思ったことが大きな理由ですね。」

長男・源太郎「ルールが分かってきて、トライが取れるようになり、ちょうどラグビーが楽しくなってきた頃に引越しました。最初は自陣に向かって走っていたことを覚えています。」

ーー実際に熊谷に住んだ感想は?

四男・宗谷「近くの公園でラグビーできるから嬉しいです。」

次男・継ノ介「校庭も広いから休み時間に思いっきり遊べるし、空が広くて気持ちがいい。」

父「最高の住環境です。都心にもキャンプ場にも近い、全てが程よい距離感で引っ越して本当によかったと思っています。息子たちは、市報もよく見ているんですよ。ラグビーの話がたくさん載っていて、楽しい読み物のようです。」


物心ついた時にはラグビースクールに。まだオムツをしながらラグビーしていた。(四男・宗谷くん)


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