リポビタンDチャレンジカップ 2021
試合概要
日本代表(JapanXV) v サンウルブズ(Sunwolves)
【日時】
2021年6月12日(土)15:30キックオフ
【場所】
エコパスタジアム
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試合結果
日本代表 32 – 17 サンウルブズ
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80分の物語
日本代表:赤白ジャージ、サンウルブズ:黒ジャージ
Before the match
日本代表のリーチマイケル キャプテンが会場に姿を現すと、思い思いのジャージを身につけた観客席からは万雷の拍手が起こった。
1年と235日前、同じく桜のエンブレムを左胸につけた選手たちを応援した時には、大きな声で叫んだ「リーチ」。
今は声を出しての応援が出来ない。だからこそ、会場には渾身の拍手が溢れた。
練習中に組まれた円陣は、響く拍手の音量に比例してタイトになっていく。
きつく肩を寄せ合った後、桜の戦士たちは小走りでロッカールームに戻った。
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黒いアウェージャージに身を包んだサンウルブズの選手たちは、スタンドを見回しながらゆっくりとグラウンドに入る。
様々な背景を持つ者の集団であるサンウルブズ。
キャプテンを務めたのは、これが日本でのラストプレーになるかもしれない「Mr.サンウルブズ」ことエドワード・カーク選手。
2023年フランスワールドカップを目指し、日本代表入りへアピールしたい選手たちも数多くいた。
一方で、それよりもまずは自らが今日を楽しみ、自分がやりたいプレーを出来るかどうかに重きを置くプレーヤーの姿もあった。
そしてファンにとっては、別れを言えないまま最後を迎えたサンウルブズを、もう一度応援出来る機会。
サンウルブズは、それぞれがそれぞれの意図をもって、一つに団結した。