慶應:黄黒ジャージ、明治:紫紺ジャージ
The Side of 慶應大学
試合後、選手たちが口々に話したのは「想像以上にプレッシャーを受けた」ということ。
ブレイクダウンで受けてしまい、テンポが出せなかった。あそこまで圧力を掛けてくるとは想定しなかった、と続けた。
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マイボールラックがいつの間にか相手ボールになっている、そんなシーンが度々あったこの試合。
その答えが、冒頭なのだろう。
それでもボールを持てば、力強い山本凱バイスキャプテンのランに、自らチャンスメイクしたプレーで生まれた13番・鬼木崇選手のトライ。
タイガージャージのプライドは、随所で垣間見えた。
今季スクラムハーフにもチャレンジしている山田響選手。この試合はフルバックとして先発出場した。
しかし途中からスクラムハーフのポジションに入るなど、フレキシブルなポジション変更もいとわない。今後もチームのバランスと対戦相手を見ながら柔軟に対応していきたい、と栗原監督は言う。
明治に取られたトライは全部で6つ。
それでも奪った3トライに意味がある、と監督は口にした。
「練習でチャレンジしても取り切れなかった形でトライを奪えた。ハイプレッシャーの中で出来たことは収穫」と素直に喜ぶ。
ただ、これから続く早稲田・帝京戦に勝つには被トライ数を最小限にしなければならない。
「ロースコアに持ち込むディフェンスが重要。相手にプレッシャーを掛けないとミスも生まれない。コネクト(横との繋がり)は意識したが、前へのプレッシャーをもう少し準備したい。(栗原監督)」
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