関東大学ラグビー開幕直前!対抗戦A&リーグ戦1部 チームガイド2022

9月10日から始まる関東大学ラグビーの開幕に先立ち、関東大学対抗戦Aグループ及びリーグ戦1部の合同記者会見が9月5日に行われ、全16チームの監督が揃って抱負を語った。

今年度帝京大学の監督に就任した相馬氏はスーツにネクタイ姿で挑み「皆さん夏の装いなのに、僕だけこんな格好です。今まであまり緊張したことがないのに、今とても緊張しています」と場を和ませれば、29年ぶりのリーグ戦1部に復帰した東洋大学・福永監督も「選手・関係者一同非常に興奮している状態」と笑顔を見せた。

また試合を主催する関東ラグビーフットボール協会からは「試合を楽しみにしているファンの皆様はもちろん、これまで関東大学ラグビーを見たことがない方にも興味・関心を持って頂きたい」との話も。

各大学、各種SNSを駆使したチームアピールも始まっている。ぜひ、お気に入りの学校や選手を見つけて、「今年限りのチーム」が目指す学生日本一の戦いを、ともに楽しんで欲しい。

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関東大学対抗戦Aグループ

帝京大学

監督:相馬朋和(帝京大学出身)

主将:松山千大(4年、大阪桐蔭高校出身、CTB)

スローガン

『Enjoy&Teamwork』

大学選手権連覇を目指し、松山キャプテンのもと全部員一丸となって挑みます。

チームが選ぶ、注目選手!
①リーダー3人
リーダーが力を合わせ、チームをリードする

②フロントロー
去年のスクラムにチャレンジ

チームが選ぶ、注目の新戦力!
①大町佳生(1年、SO)
才能あふれるスタンドオフ

監督が選ぶ、チームのターニングポイント
春季大会で明治大学さんに敗れたゲームが、私にとっては気合いを入れ直すゲームになりました。これまで長いことスクラムを指導してきましたが、立ち返る、見つめ直す瞬間になったと思います。
あの試合以降チームの緊張感も増し、前に進み直す良い機会になりました。

初戦・立教大学戦に向けて
1人ひとりが真面目に粘り強く仕事をする印象を持っています。オールスターに選出された𠮷澤雅樹選手のように、才能ある選手もいる。最後の1週間、緊張感を持って準備していきます。

大学ラグビーファンに向けて一言
学生たちの全力で輝こうとする姿を応援してください。(相馬監督)

日本一を目指して頑張ります。応援よろしくお願いします。(松山主将)

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早稲田大学

監督:大田尾竜彦(早稲田大学出身)

主将:相良昌彦(4年、早稲田実業高校出身、No.8)

スローガン

『Tough Choice』

早稲田大学ラグビー蹴球部は1918年に創部されて以来、16回の大学選手権優勝と36回の関東大学対抗戦優勝を誇る伝統校です。目標は100余年変わらず大学日本一です。私たち早稲田大学ラグビー蹴球部員は、大学日本一に輝くことを「荒ぶる」と表現しています。約150名の部員全員が「荒ぶる」奪還という目標を達成すべく、上井草の地で日々鍛練を積んでおります。昨シーズンは、大学選手権準々決勝敗退という、非常に悔しい結果に終わりました。その悔しさをバネに、今年度こそ3年ぶりの「荒ぶる」奪還を目指し、相良昌彦主将をはじめとした全部員が一丸となって、愚直に練習に取り組んで参ります。

チームが選ぶ、注目選手!
①相良昌彦(4年・No.8)
常に最前線で身体を張り続けることができ、選手としての成長が著しい

チームが選ぶ、注目の新戦力!
①野中健吾(CTB)
大学1年生にもかかわらず非常に落ち着いてプレーしていることから、どの試合に出ても力を発揮してくれる

監督が選ぶ、チームのターニングポイント
昨年の弱点であったスクラムを非常に強化してきました。試合の度にスクラムでペナルティを取れるシーンがあり、そこでFWが特に盛り上がって団結していると感じます。また4年生のスクラムハーフ・小西泰聖が約1年半ぶりにピッチに戻ることが出来ました。その時の4年生の結束した姿は非常に印象深いです。

初戦・青山学院戦に向けて
我々が大事にしている「みんなで一生懸命ラグビーをやる」ことを体現されているチーム。抜かれた時に全員で戻るとか、そういう意志が徹底されていますし、特にFWのタックルは低く速く刺さってきて強いものがあります。初戦厳しくなると予想していますが、新たに強化してきたプレーでしっかりと勝負しにいくことを徹底し、しっかりと準備して戦います。

大学ラグビーファンに向けて一言
早稲田らしく戦います。(大田尾監督)

今年練習してきた、FWとBKの一体となったアタックを見せ、今年こそは優勝します。応援よろしくお願いします。(相良主将)

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明治大学

監督:神鳥裕之(明治大学出身)

主将:石田吉平(4年、常翔学園出身、WTB)

スローガン

『AHead』

“AHead”のスローガンのもと、明治大学ラグビー部の伝統を受け継ぎつつ、凡事徹底という誰もができることを誰もができない程徹底し続ける姿勢で日本一奪還を目指します。

チームが選ぶ、注目選手!
①全員
大学日本一を目指すにはチーム全員の努力が欠かせないから

チームが選ぶ、注目の新戦力!
①山村和也(1年、CTB/WTB)
初戦から紫紺を着て試合に出場しているから

監督が選ぶ、チームのターニングポイント
後々にそうであったと思いたい、という意味ではこの8月です。想定していた以上のコンディション不良者によって、8月は自分たちの活動がままならない状況になりました。元気なメンバーたちが努力をすること、また出られないメンバーが危機感を持つこと。こういう時間をこの1ヵ月間スタッフ・選手一同が感じられたことが、我々にとっては貴重な経験だったと思えるようにしたい、と思っています。

こういうメッセージも今チームに伝えている最中ですが、ネガティブな状況をいかにポジティブに変えられるか、というのが本当に強いチームにとって大事なポイントだという話をしています。
この1ヵ月があったからチームが成長出来た、と言えるような時間にしたいです。

初戦・筑波大学戦に向けて
対抗戦初戦、非常に緊張感ある相手。菅平でも完成度が高く、ひたむきに戦うチームカラーをより感じます。我々としては受けず、ひた向きに戦いたいと思います。

大学ラグビーファンに向けて一言
“AHead”というスローガンを掲げ今季は戦い抜きます。昨年度成し遂げられなかった大学日本一に向け、全力を尽くします。(神鳥監督)

99代目という節目の年に大学日本一という結果を残し、100代目の新しい明治に繋げたいと思います。(石田主将)

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慶應義塾大学

監督:栗原 徹(慶應義塾大学出身)

主将:今野 勇久(4年、桐蔭学園出身、FL)

スローガン

『Reborn』

今までの自分達から生まれ変わるという意味を込めた「Reborn」と、昨年度よりクラブカルチャーとして培った「競争力」を融合させ、悲願の日本一に向け部員一同精進していきます。

チームが選ぶ、注目選手!
①樋口 豪(3年・FL)
ひたむきに努力を続け、山本凱2世としての実力を手に入れた選手。

②鬼木 崇(4年・副将、CTB)
慶應ラグビーを体現する低いタックルが持ち味。チームの心臓と言っても過言がない選手。

チームが選ぶ、注目の新戦力!
①今野 椋平(1年、FB)
高いラグビー理解度とそれに伴うスキルを備え、チームに安定感を持たせてくれる。

②山本 大悟(1年、CTB)
今までの慶應以上のアグレッシブさと貪欲さを兼ね備え、慶應に新たな風を吹かせてくれる存在。

監督が選ぶ、チームのターニングポイント
山中湖の合宿が一つの大きなターニングポイントになったと思います。計16日間、155名の部員全員で行った合宿中、慶應としての伝統や歴史を学ぶ時間を取りました。そこで判明したのは、慶應義塾大学の塾歌を半分ぐらいの選手が塾歌を歌えない、ということ。口パクだったんですよね。だから今年は試合前の校歌斉唱があるかどうかまだ分からないですが、もし歌うことが出来たときに、と全員でたくさん練習をしました。

すると山中湖の最後の練習では、キャプテンがみんなに声を掛け、円陣組んで塾歌を全員で歌って合宿を締めたんです。それまでは僕の方から強制的に塾歌を歌わせていましたが、最後は学生自らが、全員で大きな声で山中湖のグラウンドで大きな円になって歌っているのを聞いた時、チームの一体感を感じました。
菅平にはおよそ半数の選抜メンバーのみが上がったのですが、ここからグレードによってチームが別れてしまう寂しさと、いよいよ勝負が始まるんだ、という雰囲気を感じ、非常に感傷的になるシーンでした。

※校歌斉唱の9月実施は見送られる。10月以降は、状況次第で後日決定

初戦・日本体育大学戦に向けて
初戦を札幌で行えること、様々な方のご尽力に感謝しています。遠征もままならない数年を過ごす中、学生たちも楽しみにしています。
日体さんのひたむきに最後まで諦めない姿勢を真似して、くらいついていかなければなりません。ひた向きに泥臭く、一生懸命ラグビーしたいと思います。

大学ラグビーファンに向けて一言
伝統の低いタックルで観る人の心を動かすような試合をし、悲願の日本一に向けてチーム一丸となって進んでいきます。応援のほどよろしくお願いします。(栗原監督)

ラグビーファンの皆様の心に刺さる泥臭い慶應ラグビーをします。(今野主将)

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日本体育大学

監督:米地 徹(日本体育大学出身)

主将:田中大世(4年、兵庫・甲南高校出身、WTB/FB)

スローガン

『Unity』

日本体育大学といたしましては昨年度13年ぶりに大学選手権に出場させていただきました。昨年度はハラトア・ヴァイレアをはじめとする留学生の活躍が多くみられましたが。本年度は卒業しましたので、今年度はスローガンにもある通り「Unity」(団結力)を念頭に、昨年度よりいっそうチーム一丸となり昨年度の大学選手権出場を偶然と思われないように、2年連続の大学選手権出場を果たしたいと思います。

チームが選ぶ、注目選手!
①福島脩登(4年・副将、SO/CTB/FB)
バックスの中心、攻守ともにラインコントロールを期待している。派手さはないが確実なDFは信頼ができる選手。

②砂田優希(4年・副将、PR)
スクラムの中心、今期戦っていく中でセットプレーは重要であり、そのスクラムを引っ張る選手。

チームが選ぶ、注目の新戦力!
①テビタ・タラキハアモア(1年、LO)
未完成であるが、献身的な動きをすることができる。

②大野莉駒(1年、SO)
新入生ではあるが、夏合宿で経験を積みシーズンでレギュラーを目指す。非常にバランスの取れたSOである。

監督が選ぶ、チームのターニングポイント
夏合宿中、3年生のリーダー陣が4年生に対して「これで良いのか」とはっぱをかける場面がありました。4年生の中でもFWとBKで言い合ったり、というシーンもあって。そういう心の芯から出た言葉が、チームが変わるきっかけになったのではないかな、と思っています。
今は大学に戻って練習していますが、毎日そんな場面があるといいな、と。誰かが掛けた言葉によってチームが変わる、そういうことが毎日起こればいいなと持っています。

初戦・慶應義塾大学戦に向けて
札幌で初戦を戦えること、楽しみにしています。昨年やられているので、ロースコアでも良い試合が出来ればな、と。慶應さんはDFがしっかりしていてブレイクダウンに強い。なんとか一矢報いて、自分たちの時間が多くなるゲームになれば、と思います。

大学ラグビーファンに向けて一言
いつも大学ラグビーを応援頂き、ありがとうございます。我々は、団結力を持って気迫のこもったプレーをし続けたいと思いますので、応援のほど宜しくお願い致します。(米地監督)

いつも大学ラグビーを応援頂き、ありがとうございます。日体大としましては魅せるラグビー、伝統的なラグビースタイルを皆様にお見せできればと思っております。応援のほど宜しくお願い致します。(田中主将)

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筑波大学

監督:嶋﨑達也(筑波大学出身)

主将:木原優作(4年、東福岡高校出身、PR)

スローガン

『バチバチ』

「責任感」「対話」「本気のやり合い」の3つの柱を中心に自分達の大学日本一に対するパッションを込めている。

チームが選ぶ、注目選手!
①八木澤龍翔(4年・副将、LO)
FWの柱の1人で、局地戦で一歩も引かず、リーダーシップを取り、ラインアウトの頭脳としても機能している。チームの中心選手。

②松島聡(4年・副将、CTB)
細身ながら、キレのあるランと力強い突破

③谷山隼大(3年、No.8)
ペネトレート、ハイボールのパフォーマンスに加え、スピードと運動量を兼ね備える。

④大畑亮太(2年、WTB)
絶対的なスピード、フィニッシャーとして期待。

チームが選ぶ、注目の新戦力!
①茨木颯(1年、FL)
スピードがあり、精力的にコンタクトエリアで仕事をする。ラインアウトでもジャンパーとして力を発揮してくれると期待。

②高橋佑太朗(1年、SH)
ランニング、DF、ボールさばきが魅力的。リーダーシップも期待。

監督が選ぶ、チームのターニングポイント
春季大会を含めた春シーズンでは、リードされる展開の中、諦めずに追いかけたシーンが多くありました。上のカテゴリーの試合では切れたゲームがなく、どんな状況でも最後まで諦めずくらいついていく良い経験が出来たと思います。
また教育実習期間中に4年生やリーダー陣がいなくなった時、主導権を握る人間がいない時間も増えました。試合に出ている1年生の足りないプレーを上級生が指摘する厳しい場面も時にはあって。精神的な面含めた実力不足を体感する瞬間があったので、そういう一つひとつを経験出来た春、というのをターニングポイントにして欲しいと思っています。

初戦・明治大学戦に向けて
簡単に勝てる相手ではないですが、しっかり準備してきました。しっかりと自分たちらしく勝負したいと思います。

大学ラグビーファンに向けて一言
マインドを変えつつ、筑波大学らしく、日本一を狙います。応援よろしくお願いします!(嶋﨑監督)

昨年から変化した筑波大学が日本一を目指します。応援よろしくお願いします。(木原主将)

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青山学院大学

監督:清水孝哉(青山学院大学出身)

主将:江金 海(4年、大阪桐蔭高校出身、LO/FL)

スローガン

『変革〜Rising〜』

目標である『大学選手権出場』を必ず達成いたします。昨年よりも強い青山学院大学をお見せします。

チームが選ぶ、注目選手!
①江金 海(4年・主将、LO/FL)
キャプテンとしてチームの大黒柱。グランド内外での彼の存在は大きい。江金を中心にチームがまとまっているので、今後の江金の成長がチームの躍進に繋がる。

②金澤春樹(4年、CTB)
チームの攻守の要。今シーズン成長した彼の力がチームを勝利へ導く。

チームが選ぶ、注目の新戦力!
①荒川真斗(1年、LO)
1年生ながら春季大会レギュラーで出場し能力の高さを発揮してくれました。対抗戦での活躍に期待します。

②田中太陽(1年、HO/No.8)
体が強く攻守に存在を出せる選手。今後の活躍に期待します。

監督が選ぶ、チームのターニングポイント
菅平で同志社大学さんと40分1本の勝負をさせて頂きました。トライ数では下回りましたが、勝つことにこだわり、PGを重ねながら最後は勝ち切ることが出来た。チームの結束力が一つ上がった、と感じています。同志社戦が後々のターニングポイントになってくれればな、と願っています。

初戦・早稲田大学戦に向けて
大きくて強い。タレントが揃って攻撃的なラグビーをするチームです。カードが決まってから、しっかりと準備をしてきました。私の認識では、早稲田さんに勝ったことがないと記憶しています。対戦する以上、しっかり戦って準備していきます。

大学ラグビーファンに向けて一言
昨年より強い青山学院大学をお見せします。(清水監督)

28年ぶりの大学選手権出場を必ず達成いたしますので、応援よろしくお願いいたします。(江金主将)

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立教大学

監督:元治裕一(立教大学出身)

主将:紀伊雄介(4年、桐蔭高校出身、No.8)、安藤海志(4年、京都成章高校出身、SO)

スローガン

『一歩』

・2023年には創部100周年を迎えます。その意味でも重要な今年度。対抗戦での多勝という大きな目標を掲げ、その「一歩(今年度のチームスローガン)」を刻もうと部員一丸となり日々練習に励んでいます。

・「勇敢でひたむきなプレーを通じて、勇気と自由の精神を伝えます。」という2017年に制定された立教大学体育会ラグビー部の理念に基づき、多くのラグビーファンの皆様に感動を与えられるようなチーム作りに取り組んでおります。

チームが選ぶ、注目選手!
①紀伊雄介(4年・共同主将、No.8)
2022年度(共同)主将。日頃の練習からその真面目でひたむきなプレーでチームを引っ張り、チームの範となっています。春シーズンの試合においては、チームを率先牽引し、チャンスメイカーとして活躍しました。

②中優人(2年、SO/CTB)
昨年は1年生ながら対抗戦フル出場。キック力、そして安定的なアタック・ディフェンス力に昨年以上に磨きをかけています。メンバーからの信頼も熱く、チームの中心選手です。

チームが選ぶ、注目の新戦力!
①佐藤侃太朗(1年、CTB)
2021年度「花園注目選手」として取り上げられる程、切れ味抜群のステップと持ち前のスピードを活かした突破力には目を見張るものがあります。

監督が選ぶ、チームのターニングポイント
春に行われた同志社大学との定期戦を、現在の主力となるベストメンバーで試合ができたこと、そして結果を残せたことがターニングポイントです。夏合宿も目標を達成でき、この体制で、この戦法で戦えるんだ、と学生全員が感じられたことが大きいと感じます。

初戦・帝京大学戦に向けて
初戦を秩父宮で戦えることを嬉しく思い、また誇りに思います。帝京さんは昨年のチャンピオンチーム。頑張っている、と思ってもらえるような試合が出来ればと思います。

大学ラグビーファンに向けて一言
弊部には、花園優勝メンバーもいれば、無名校出身や大学からラグビーを始めた者もいます。そんな我部の応援団に一人でも多くの方がなってもらえるように頑張りますので、応援の程よろしくお願い申し上げます。(元治監督)

チャレンジャーとして勇敢でひたむきなプレーを通し、ファンの皆様に感動と届けます。(主将)

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