注目校紹介
Aシード(3校)
桐蔭学園高等学校
東福岡高等学校
佐賀工業高等学校
Bシード(10校)
茗溪学園高等学校
國學院大學栃木高等学校
中部大学春日丘高等学校
関西大学北陽高等学校
大阪桐蔭高等学校
東海大学付属大阪仰星高等学校
報徳学園高等学校
石見智翠館高等学校
尾道高等学校
大分東明高等学校
Aシード
桐蔭学園
桐蔭学園高等学校(神奈川・2大会ぶり21回目)
監督:藤原秀之
主将:城央祐
スローガン:徹
【チーム紹介】
楽しいラグビーで日本一を。|桐蔭学園|いざ、花園へ 2023│&rugby (andrugby.com)
東福岡
東福岡高等学校(福岡・24大会連続34回目)
監督:藤田雄一郎
主将:高比良恭介
スローガン:彩
【チーム紹介】
連覇への挑戦権を有する、ただ一つのチーム|東福岡|いざ、花園へ 2023│&rugby (andrugby.com)
佐賀工業
佐賀県立佐賀工業高等学校(佐賀・42大会連続52回目)
監督:枝吉巨樹
主将:大和哲将
【チーム紹介】
全国選抜大会ではベスト8。しかしその1か月後に行われたサニックスワールドユースでは、全国選抜大会準優勝の東福岡に7点差まで迫ると、6月の全九州大会ではついに1点差。王者の背中を捉えた。
夏の全国セブンズでは悲願の全国大会初優勝。テッペンの景色を知った今、改めて目指すは花園チャンピオン。
2年次から10番を着続けるSO服部亮太選手の着実な成長に、今季フルバックからスクラムハーフに転向した井上達木選手のキック力。もちろん、キャプテン・大和哲将選手のダイナミックなプレーも魅力だ。LO古賀大輝選手はラインアウトでのスキルが高く、東福岡との全九州大会決勝では相手ボールを巧みにスティールした姿が印象的。
■「日本のチームで世界一に挑戦できるのは僕たちだけ」決勝戦は、NZ王者ハミルトンvs東福岡に。前年度の両国王者対決が実現|サニックスワールドラグビーユース交流大会2023
■12チームの8日間。|サニックスワールドラグビーユース交流大会2023
■佐賀工業、掴んだ初の日本一「自分がヒーローになろうとせず、チームに徹した」|第10回全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会
Bシード
茗溪学園
茗溪学園高等学校(茨城・12大会連続29回目)
監督:芥川俊英
主将:森尾大悟
【チーム紹介】
FWを強化し数年。今ではFW力が大きな武器となった。
バックスには、決定力高き選手が揃う。CTB/WTB森尾大悟キャプテンはセブンズと15人制で日本代表を狙いたい、という強い意志を持つ。キャプテンとなった今季、仲間を信頼し頼ることができるようになったことが最大の強みであろう。
帰国子女であるCTB田村優太郎選手は、福岡やシンガポールでラグビーをした経験を持つ。全国セブンズでは2年続けてキープレイヤーに。15人制でもその決定力を遺憾なく発揮したい。
■桐蔭学園、國學院久我山、流経大柏、國學院栃木。ベスト4決まる|令和4年度 関東高等学校ラグビーフットボール新人大会 準々決勝
■Bブロック優勝・茗溪学園。次なる目標は「絶対にセブンズで全国優勝」|第71回関東高等学校ラグビーフットボール大会
■同点、同得失点差。東福岡と茗溪学園の戦いは、トライ数差の決着|第10回全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会
■「俺ら、やるから。信頼していてくれ」キャプテン負傷も、深まった茗溪学園の絆|第10回全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会
國學院栃木
國學院大學栃木高等学校(栃木・24大会連続29回目)
監督:吉岡肇
主将:小倉光希矢
【チーム紹介】
関東新人大会、全国選抜大会、関東大会、全国7人制大会と今年全ての大会で桐蔭学園に敗れている國學院栃木。
培ったディフェンス力を武器に、今年は決定力を磨くべく奮闘した。
夏の菅平では全国の強豪校といくつも試合を行い、菅平にいればコクトチの仕上がり具合が耳に入るほどにまで成長する。現役を引退したばかりの三村勇飛丸氏が帯同し、細かなスキルを指導するなど『オール栃木』として強化を図った。(吉岡監督曰く「ライバル・佐野高校出身者がコクトチを教えにきてくれる。ありがたい、ラグビーだね!」)
だが最終・御所実業戦では課題であった決定力で脆さが露呈。疲労も重なり、プレッシャー下でアタックを継続できない課題が残った。SH小倉光希矢キャプテンは言う。「花園までには絶対に修正して、今年こそ優勝したい。」
■桐蔭学園、5連覇達成。「いま、何かを掴もうとしている」|令和4年度 関東高等学校ラグビーフットボール新人大会 決勝戦
■1トライの成長。4点の進化。1か月ぶりの再戦は再び桐蔭学園に軍配「試合できることが楽しい」|第24回 全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会 準決勝 國學院栃木×桐蔭学園
■ミスしても構わない。だから、全員で励まし合って。國學院栃木が流した涙は「勝ちたかった」から|第71回関東高等学校ラグビーフットボール大会
■チーム最多トライゲッターは1年生。新戦力を加え、國學院栃木は「走る夏」へ|第10回全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会
■『楽しいラグビー』を見せた栃木県と『原点回帰』した神奈川県が本国体への出場権を獲得|特別国民体育大会関東ブロック大会<少年男子>
中部大春日
中部大学春日丘高等学校(愛知・11大会連続13回目)
監督:宮地真
主将:福田大和
【チーム紹介】
ニュージーランド・セントピーターズカレッジでファーストフィフティーン(1軍)としてプレーした経験を持つFL福田大和キャプテンが率いる今年のハルヒ。
SNSでは寮のご飯をこまめに更新中。時折掲載される動画も、高校生らしく必見。
関大北陽
関西大学北陽高等学校(大阪第1・初出場)
監督:梶村真也
主将:永井玲雅
【チーム紹介】
大阪府予選決勝では、大産大附と花園初出場を懸け対戦。大阪らしい強い接点での戦いを制し、見事花園初出場を決めた。
梶村真也監督は、昨季のオール大阪で監督を務め、国体準優勝へと導いた。
大阪桐蔭
大阪桐蔭高等学校(大阪第2・3大会連続17回目)
監督:綾部正史
主将:林田力
【チーム紹介】
夏の菅平合宿のテーマは『表現力』と『トライ&エラー』。自分の持っている力を最大限に出し、挑戦と失敗を繰り返しながら成長しようと掲げた。
「夏の時点の完成度は20%。まだまだ精度を上げて、持っているものをもっと表現したい」と話すはCTB林田力キャプテン。抜群のリーダーシップを有する。
林田キャプテンがラグビーを始めたのは、小学6年生の時。友人の誘いがきっかけだった。いつしか、フィジカルを武器に戦う格好良い白いジャージー姿の大阪桐蔭に憧れるようになる。
最大の特徴は、その声にある。試合中に声が枯れてしまうほど、ひたすらに出し続ける声。「中学時代からずっと続けていることです。自分はプレーにもスピードにも自信がないので、キャプテンとしてできることは声で引っ張ること」と役割を認識。「日本一になりたい。だから練習から声を出して、良い雰囲気で練習をして、それを試合で表現することを心掛けています。」
洛南中学時代もキャプテンを務めた。Bチームの試合の時には、コーチかと見間違えるほどグラウンド横から声を張り上げる。「Aチームだけ強くても意味がない。キャプテンとして、チーム全体を見なあかんなと思っています。AチームであってもCチームであっても関係なく、チームでやってきていることが出来ているか、確認しています。」
京都から大阪に来てラグビーをしている。だからこそ「誰よりも優勝を夢見ています。そのためにもチームに対して、自分の力を全力で注ぎます。」
ふと思った。胴上げの似合うキャプテンだ、と。
座右の銘は『根性』。「根性がないと、ラグビーはできません」
東海大大阪仰星
東海大学付属大阪仰星高等学校(大阪第3・5大会連続23回目)
監督:湯浅大智
主将:和田寛大
【チーム紹介】
東海大大阪仰星の試合には、多くの子どもたちが集まる。小学生に中学生。選手たちの弟や妹もいる。「みんな仲良く来てくれることが良いな、と思います」。湯浅大智監督は言った。
春、全国選抜大会への出場を逃した。
昨季の花園ではベスト8だったため、ゴールデンウィークに行われたサニックスワールドユースにも出場できず。全国の舞台で戦うことが、なかなか叶わない1年だった。
それでも「全員が毎日伸びてくる。それが楽しい」と話したのは、菅平での夏合宿中のこと。一方で「何人かは、その伸びに満足してしまっている。伸びているのですが、どこを目指しているのか、という所。現状の1日の伸びしろの積み重ねで、本当に日本一に届くのか、足りないぞ、という現状認識力を持って次の課題を探している人が少ないな、と思います。」
夏合宿恒例の東福岡との練習試合。
それまでは選手たちで出場時間を分け合ってきたが、この一戦に向け出場人数を絞った。「この一戦は、そういう一戦」。シビアさを伝えたかった。
結果は、20点以上の差がついた。前半は14-10と4点のビハインドで折り返したが、後半離された。「前半の30分は準備して入るので、ある程度戦えるんです。でもお互いに準備している者同士、そこからどう修正対応するか。本当に強いチームは、そこからが強い」。失敗を恐れ、チャレンジしない空気感を感じ取っていた。
それでも秋には仕上げる。日本代表候補を多数擁する常翔学園との決勝戦を制し、花園出場権を掴み獲った。
冬にはまた、全く違う姿のチームとなるだろう。
Bシードで迎える今年の花園、同じ山には昨季のラストゲームの相手・報徳学園が入った。
報徳学園
報徳学園高等学校(兵庫・8大会連続49回目)
監督:西條裕朗
主将:菊川迪
【チーム紹介】
夏、報徳学園が行ったのはニュージーランド合宿。SO/CTB菊川迪キャプテンにとっては、特別な意味があった。
茗溪学園中学校を卒業した2020年、本来はニュージーランドへと渡るはずだった。現地の高校に進学を希望していたが、しかしコロナ禍により断念せざるを得なくなる。1年遅れて、報徳学園高校へと進学した。
中学を卒業して以降、ニュージーランドに訪れたのはこれが初めて。「日本には日本の良さもありますが、NZは楽しいながらも成長できる環境が整っていた。細かなスキルも『なぜこうしたらこうなる』を深く教えてくれた。そういう所も良かったです。」
現地の高校生とも実際にゲームを行い、その違いに驚いた。「一つひとつの接点で『何くそ』という感じで激しく当たってくる。すごく声も出ていて、プレッシャーも受けました。全然違いました。」
いままで通りの生活が、ようやく戻ってきた今年。繰り返した合宿に試合に、「学年関係なく発言できるようになった」と菊川キャプテンはチームの成長を見つめる。
いよいよ迎える、花園。「隙のないチームを作っていきたい。普段の練習から緊張感を持っていることができれば、結果は繋がってくるかなと思います。」
全国でたった1校。報徳学園が繋いだ「カップトーナメント進出」の連続記録|第10回全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会
石見智翠館
石見智翠館高等学校(島根・33大会連続33回目)
監督:出村知也
主将:宮﨑和史
【チーム紹介】
明るく楽しい石見智翠館のラグビー。
「落ち込んでいても、いい方向には向かない。トライを取られても元気出して、エナジーさえあればいいかな」と説明するは、今季から監督を務める出村知也氏。
下級生の頃から試合に出場している3年生(CTB宮﨑和史キャプテン、FB加島優陽選手ら)が中心となり、今年の雰囲気を作り上げた。
また2年生にも有力選手が揃う。U17中国ブロック代表ではSO原田崇良選手がキャプテンを務め、またCTB板野拓友選手は初めての全国大会を経験し大きく飛躍した。8番・祝原久温選手は、入学後1ヵ月も経たずにAチームへメンバー入り。実力を余すことなく発揮している。
試合中に明るく『エナジー』の掛け声が聞こえれば、それはきっと、石見智翠館のラグビーができている証拠だ。
■石見智翠館、公式戦で初めて東福岡に勝利。感謝とエナジーのプレートトーナメント優勝|第10回全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会
■「変わっている所を見せよう」と國學院久我山。「勝つ菅平にしたい」石見智翠館|菅平合宿 國學院久我山×石見智翠館
尾道
尾道高等学校(広島・17大会連続18回目)
監督:田中春助
主将:佐藤楓斗
【チーム紹介】
夏に行われた全国7人制大会。ボウルトーナメントで、優勝を果たした。
昨年の花園で常翔学園を破り、シードバックした姿を覚えているラグビーファンも多いだろう。今年も複数名の高校日本代表候補を有し、花園Bシードを手にした。
尾道は、ベンチが明るい。チームが次の出場を待つ、テントの中も明るい。夏にはスタッフが揃いのオリジナルアロハシャツを身に着け、笑顔が絶えない。
田中春助監督は言う。「次のステージ進めるような心を育てること。人を許せる人であること。そして笑顔であること、を心掛けています。」
誰だってミスをする。だから、誰かのミスを許せなければ、自分のミスは許してもらえません、と説いた。
田中監督が就任した当初、部員数は60名程。それから5年で、部員数はついに100名の大台に達した。
増えた40人。尾道でラグビーがしたい、と思う人がこれだけ増えたことが、このチームの現在地を物語る。
ボウルトーナメントMVPを獲得したSH百田桔平選手(3年生)はチーム随一の俊足。決勝戦前、田中監督が注目選手に挙げた直後に大活躍を果たした「持っている男」
大分東明
大分東明高等学校(大分・2大会連続4回目)
監督:白田誠明
主将:嶺和真
【チーム紹介】
2019年のワールドカップをきっかけに、フィジーとの交流が生まれた大分県。大分東明では、隔年でフィジーからの留学生を受け入れている。
昨年卒業した2人のフィジー人選手たちは、ともに高校日本代表に選ばれた。2代下、現在高校2年生にも3名のフィジー人選手が名を連ねる。なかには元フィジー代表選手の弟も。破壊力は抜群だ。
その他注目出場校
川越東
川越東高等学校(埼玉・3大会ぶり2回目)
監督:望月雅之
主将:高尾将太、寺山公太
【チーム紹介】
見本なき道|川越東|いざ、花園へ 2023│&rugby (andrugby.com)
目黒学院
目黒学院高等学校(東京第2・4大会連続22回目)
監督:竹内圭介
主将:中村つぐ希、山本真也
スローガン:加速
【チーム紹介】
一つのチームになれた|目黒学院|いざ、花園へ 2023│&rugby (andrugby.com)
流経大柏
流通経済大学付属柏高等学校(千葉・29大会連続31回目)
監督:相亮太
主将:須田大翔(チームキャプテン)、阿部煌生(ゲームキャプテン)
スローガン:不屈
【チーム紹介】
今年の色|流経大柏|いざ、花園へ 2023│&rugby (andrugby.com)
城東
徳島県立城東高等学校(徳島・7大会連続17回目)
監督:伊達圭太
主将:池渕紅志郎